『ビリー・ジョエル ライブ』 BSサタデーライブ(NHK)
今日はお釈迦様の誕生日、花祭りであります。この日は毎年私の勤務する学校の入学式が行われます。禅宗の高校ですから。
本年度はワタクシ1年生の担任であります。順番通りですので、覚悟しておりました。そう、今年の私のクラス、なんと女子クラスなんです。いや、ただ単に男子が入ってこなかっただけですけど。で、初日から彼女ら元気元気。つんくさんのご苦労がしのばれます(笑)。プロデュース業大好きな私としては、ま、楽しみということで。
さて、そんなわけで入学式がつつがなく終わったのですが、はて、自分の高校入学式はどんなだったかななどと、式の最中思い出そうとしたんですけど、全く思い出せないんですね。卒業式がなかったのはよ〜く覚えてるんですけど。それだけ昔のことになっちゃったんですね。
で、今日は、かなり昔のことなんですけど、全然忘れ去られていないものたちと再会しました。そう、ちょうど私が高校に入学したころだ。
今日からNHKで「BSサタデーライブ」という番組が始まりました。内外の有名ミュージシャンの新旧ライブを放映するという、なかなか楽しみな新番組であります。で、今日はその第1回として「ビリー・ジョエル」と「ABBA」が放送されました。
非常によろしかった。なつかしい、というのはありません。なぜなら両者とも今でもよ〜く聴いていますし、世間においても完全にスタンダードになっており、全く古びていませんから。これはまさに「語り継ぐ」という行為の結果生まれた結果です。いつもの言い方をしますと、「コト化(語る)」の連鎖が「語り継ぐ」であり、これこそが唯一の「モノ」の性質(変化を余儀なくされる)を乗り越える手段です。
彼らの残した「コト」がそれだけの価値を持っているということですね。当たり前ですが、名作というのは、このようにしてある意味延命し続けるわけです。全てそう。DNAも価値がないと語り継がれなくなってしまう。てことは、私の入学式は私の中ですらそれほど無価値だったということですか。いやはや。
さてさて、今回の放映、なかなか甲乙つけがたい対決でありましたが、どちらかというとビリー・ジョエルの勝ちでしょうかね。いや、私にとってですよ。新しい発見があった。そう、そういう新しい発見をどれだけ埋蔵しているかも、語り継がれる条件ですよね。
今回の新発見は、もうとっくに知ってたという方も多かろうと思われる発見です。それは、彼は「ピアノマン」だった!ということです。彼の映像を観るのは、おそらく初めてだったんですよ。だから、目からのインパクトも初めてだったんです。いや〜、彼、めちゃくちゃピアノがうまいっすね!歌はあんまりうまくない。
ビリー・ジョエルというと、私の中では、優れたメロディー・メーカーというイメージだったんですけど、ちょっと違ったかも。あらためてライブで観て聴いてみると、彼の楽曲が非常にピアノ的であることがわかりました。彼の音楽って、ブルースやジャズ、カントリー、さらにクラシックなど、いろいろな要素が入っているんですけど、それが全てピアノを通じて消化されているという感じなんですね。
そのピアノは、なんというか彼の子どもの頃からのおもちゃ的な存在だったようです。まあ現代のモーツァルトって感じでしょうか。最近ではクラシックの演奏家としても活躍?している彼ですが、そのピアノスタイルはかなり自由ですね。まあ、とにかく上手い上手い。
映像のせいかもしれませんけど、全ての曲、ほんとよく聴きこんだ曲ばっかりですけど、それらが、「ボーカルの伴奏付きピアノソナタ」みたいに聞こえました。そう、モーツァルトの「ヴァイオリンの伴奏付きピアノソナタ」みたいにね。いずれにせよ、人類が存続するかぎり語り継がれるであろう作品群でありました。うん、懐かしいより新鮮だったなあ。
さて、私も毎日をこうして語り継がれるべき内容にしていきましょ。少なくとも自分の中では生き残っていくように。価値のある日々。というか、モー娘。…いや生徒たちの記憶に残るようにね。
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