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2006.04.06

『ぼくのつくえは木のつくえ』 丸新製作所

Top21 今日は上の娘の小学校入学式でした。私は仕事で行きませんでしたが、なんとなく職場で緊張してました。今年は私も1年の担任でありまして、なんかようやく入学式を迎える親御さんの気持ちがわかったような。期待と不安ってやつですかね。
 で、本日のおススメは小学校入学記念第2弾。第1弾はこちらでした。まあ、娘の小学校入学にかこつけて、自らの「こだわりの買い物」願望を満足させる、というなんともあざとい父親であります。
 第2弾は机ですね。学習机。実は先日の秋田行での収穫の一つなんです。むこうで何気なくローカルニュースを見ていたら、この製品の紹介をあるコーナーでやってまして、私はすっかり一目ぼれ。さっそく注文したというわけです。
 「ぴかちゃんらんどせる」もそうなんですけど、たとえば流行のデザインとか、今はやりのキャラものとか、見た目だけは豪華なのとか、そういうのには、私は興味がないんですよ。長く使えて飽きがこない、古くなればなるほど味が出て愛着がわく。そういうものが欲しいんです。子どもにもそういう目を養わせたい…なんちゃって。
 つまり、「をかし」じゃなくて「もののあはれ」なんですね。久々に出ましたな。
 子どもは「をかし」に走りがちです。仕方ないですね、時間の概念が希薄ですから。でも、大人になっても「もののあはれ」に目をつぶって「をかし」を追い続けるのはどうでしょう。それがいわゆるオタクです。「萌え」は現代的「をかし」ですからね。なんて、こういう私も、みなさんご存知の通り、けっこうオタクです。ほっとくと危険なので、あえて「もののあはれ」を重視してるふりをしてるわけです(笑)。
 さてさて、それはいいとしましょう。とにかく、この机、いいでしょう?いや実はまだ実物見てないんですよ。なにしろ大人気でして、一つ一つ手づくりですから焼く2ヶ月待ちです。6月の頭ころになりそうです。そういう「待つ」という行為自体いいじゃないですかぁ。現代において「待つ」ことこそ、お金を払って手に入れるべきなのでした。
 あっそうそう、待たされた第1弾「ぴかちゃんらんどせる」はもう2週間ほど前に手元に届きました。予想以上の素晴らしい質感です。さすがでした。私も満足。これから使い始めて、さらに良さを実感できるでしょう。机も届きましたら報告します。
 ところで、今日の入学式でも、ずっとビデオを回している方がいらしたとか。親御さんでですよ。私はいつも思うんですが、運動会なんかでも、いわゆるビデオパパにはなりたくないんですよ。これはポリシーです。
 記念にとっておくならば写真で充分です。それこそとっておきのシーンだけ切り取ればいいじゃないですか。最初から最後までビデオ回しててどうするんでしょう。それを最初から最後までその後何回観るんでしょう。だいたい、ビデオ撮影に一生懸命になっていて、式に参加してないじゃないですか。その大切な場を心を込めて共有する方が大切なことじゃないでしょうか。運動会にしても、ファインダーを通して自分の子どもばかり追い続けている。
 いや、それなりに「作品」を作る気になって本気で臨んでくれれば、それはそれでいいんです。ただ垂れ流しならぬ撮り流しによって消費されるテープの量が多すぎませんか?「コト化(固定)」したい欲求にまかせて、そこに満足するのは、やっぱり「オタク」です。
 だから動画を残したくても、最近の私はデジタル・ビデオ・カムは持っていかないんですよ。昔の8ミリのように限られた中での真剣勝負をしたいから。で、持ってくのはこの名機です。
 なあんて、つくづく私は変わり者ですねぇ。「こだわり」とか言って、自分の価値観に固執するのもまた、私にとっては「コト化」でありまして、つまりやっぱり私もオタクなのかと…。

丸新製作所

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