『御坂の桃の花』
久々にパンダくんの登場です。前回、大けが?をしたとの報告ののち、音沙汰がなかったので、いったいどうしてるのかと心配された方もいらっしゃったようです。
実はあのあと、工場で大がかりなオペを受けて、なんとか傷も癒えました。予定通り13万もかかってしまい、年末年始は我が家は自粛ムードでありました(特にカミさん)。板金よりも塗装にお金がかかるとは…。ま、外国車オーナーの覚悟しなければならない部分ですね。特にイタ車。
で、すっかり元気になったパンダくん、雪道での意外な強ささえ見せつつ、富士山の厳冬を難なく乗り切りまして、晴れて春を迎えました。そして、彼がウチに来てからそろそろ1年です。早いものですね。
今日はそんなパンダに乗って、山梨の春を満喫してきました。笛吹市の御坂で桃の花見です。
そう、旧御坂町と言えば、レミオロメンの皆さんのふるさとですよね。富士五湖地域から御坂峠を越えた、甲府盆地を一望できるそれこそ峠からの坂の途中に位置する町です。
このあたりは、冬が厳しく、また標高も高いため、冬から一気に春になります。梅や桜、桃にすもも、菜の花からこぶしまで、まとめて咲きます。ちなみに我が家のある富士山1200メートル付近では、まだ桜もつぼみの状態。来週あたりにはフジザクラとともに満開になるでしょう。
レミオロメンの「春夏秋冬」に「春は花が咲き乱れ」という一節があります。これが決して大げさな表現でないことは、一度御覧になればわかることと思います。彼らは生まれた時からこうした風景を目にしていたわけです。盆地はたしかに四季がはっきりしています。そんな中で彼らの繊細な感性、実に日本的な歌詞やメロディーの世界が生まれたのだということを、今日は納得しましたね。ため息の出る美しさでした。
実は桃の花見としては、1週間遅かったんですよね。甲府盆地の底の方が、いわゆるピンクの絨毯になったのは先週のことでした。しかし、ここ御坂は標高が高いので今がピークなんです。あの一面のピンクもいいものですが、春の山々の柔らかな緑の中に点在する桃色というのも実にいいものです。そう、こちらはピンクというよりも、まさに桃色っていう感じなんです。パンダの黄色ともよく似合ってますよね?
毎年こうして春を満喫しているわけですが、実は今日は生まれて初めて切なさを感じてしまいました。こんな光景をいったいあと何回見ることができるのだろう…。そんなこと考える歳でもないんですけどね。でも、あと数十回であることは確かでしょう。今日また一回減っちゃった。それほど美しいということですね。パンダで来るのはあと何回だろう、娘たちといっしょに来るのはあと何回だろう…。
昨年までは萌えるピンクにそれこそ「萌え〜」だったんですけどね、今年は「もののあはれ」を感じてしまった。こんな時は歌でも詠めばいいんでしょうね。藤巻くんが歌を作るように。
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