フジファブリック 『FAB FOX』
昨日のおバカ記事に象徴されるように、最近レミオロメンネタが多すぎです!もちろん私も彼らの曲は大好きですからいいんですけど、ちょっと自分の好き好き度以上の厚遇を受けているような気がします。本来、私はかなり冷静な音楽鑑賞者を自任しており、そんなポリシーからしてもやや憂慮すべき現状であります。
そこで、本日はこちらを紹介します。山梨を代表するのはレミオロメンとヴァンフォーレだけじゃない!そう、2年前「山梨発3バンド」でレミオロメンとともに紹介した「フジファブリック」です。
考えてみると、レミは御坂町、フジは富士吉田市ですから、地元度ということでは、フジに軍配が上がります。ま、フジはボーカルの志村くんだけが山梨(富士吉田)で、あとの4人は(おっと最近一人やめて3人か)別の県ですから、微妙っちゃ微妙ですけど。
で、彼らフジファブリック、昨年の秋にアルバム出したんですよね。それが非常に面白く、また興味深い出来になっています。たとえば2年前からすると、ものすごく進化していると思いますよ。
私はiTMSで買ったんですけど、たとえばそちらで試聴してみると、たった30秒ずつでも、かなりぶっ飛んだバンドであることがわかると思います。
ちょっと前の「日経エンタ」の次に来るバンド特集みたいなのでも、acidmanとともにレミオロメンのすぐ下あたりにつけてましたからねえ。こういう音楽がこういうご時世にまあまあ売れるというのは、非常に不思議な気がします。
で、冷静に考えてみますと、やっぱり奥田民生消費層が現代にもかなり残っているんですよね。奥田民生自身ではないかもしれないけれど、ああいった奥田民生につながり、奥田民生からつながる音楽嗜好というか。
まあ端的に言ってしまえば70年代洋楽なんですね。具体的にどれというのは難しいけれど、ハードロックからプログレ、プリティッシュなサイケとか、もう私たちの世代には、ニヤッというパッセージ満載なんです。彼らほとんど80年代生まれだと思いますが、よく勉強してますよ。そして、それらをいい意味で現代風に、そして日本風に料理している。これもまた才能です。
レミはどちらかと言うと正統派でしょう。ピッチングフォームは素直に美しい。ただちょっと手元で球筋が変化する。そのちょっぴり芯を外れるところがいいんですね。フジはもうフォームからしてへんちくりん。で、思った通り変な球が来る。球種も多いし、ボークすれすれって感じもしますが、暴投はないんですね。通好みの投手です。
とっても乱暴に言ってしまうと、ビートルズとELOを抜いたユニコーンって感じかな。私にとっては。
というわけでして、メチャクチャ売れる可能性はあまりありませんが、それこそユニコーンみたいにコアなファンをたくさん抱えながらしぶとく生き延びていくタイプのバンドでしょう。ライブにも定評がありますので、一度は生で聴いてみたいですね。
レミオロメンのピュアさにちょっと気恥ずかしさを感じ始めた方は、こちらでちょっと不純な確信犯にやられてみるのもいいでしょう。ま、実は私のような70年代洋楽世代には、その確信犯ぶりもやや気恥ずかしいんですけど。
Amazon FAB FOX
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 追悼 吉田秀和(2012.05.27)
- 追悼 ロビン・ギブ(2012.05.22)
- 追悼 フィッシャー・ディースカウ(2012.05.18)
- 追悼 ドナ・サマー(2012.05.17)
- 東方ヴォーカルArrange~TU・RALALA~(2012.05.13)

コメント