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2006.02.19

池田屋 『ぴかちゃんらんどせる』

pika1501 長女が今春小学校に上がります。そのための一つの儀式として「背嚢購入」があります。日本の伝統文化です。
 「背嚢」はやはり軍隊用品でありました。セーラー服も同様ですが、日本の学校文化には軍隊文化が多く取り入れられています。そこに抵抗感を抱く方も多いと思いますが、軍隊のシステム自体には学ぶべき点もありますから、いいものはいいで残した方がいいと思っています。いずれにせよ原理主義はいかん。
 そんな背嚢…いやランドセルと呼びましょう。そうそう、このランドセルという言葉、ほとんど日本語と言ってよいでしょう。だから池田屋さんが「らんどせる」と平仮名書きするのも理にかなっているかも。ランセルと言えば通じる国もありますが、ランドセルは日本だけでしょうか。しかし、ウワサでは最近ランドセル様の背負いバッグが、世界中ではやっているとか。たしかに、両手が自由になる便利さと安全さは素晴らしい。それも日本のランドセル文化は成熟していますから、単純にバッグとして考えても、相当に完成形に近づいた製品と言えます。それが、世界に発信されて認められるのも当然と言えば当然でしょう。
 さて、ウチでも今日その伝統的儀式が執り行われました。まあ、私のことですから、皆さんご想像の通りに、かなりこだわりました。研究に研究を重ねること半年。最終選考に残り、そして見事に我が家御用達となった職人さんは、「池田屋」さんでした。おめでとうございます(?)。
 選考理由は書き出すと長くなりますので省略しますけれど、まあとにかく各メーカーさんの製品を手に取って見て触っての結論ですよ。私なりの「目利き」と「見立て」です。物作りにどこまでこだわっているかが究極の視点です。
 娘は今どきのきらびやかなものや、キャラクターもの、今風なデザインのものなんかに目が行っていたようですが、やはりシンプルで伝統的な学習院型がいいですね。私は縫製の質にかなりこだわりました。長く使えるもの、また長く使ううちに良さがわかってくるもの、そして使用期間が終わった時に捨てたり譲ったりできなくなるもの、そういうものを選びたいですね。
 というわけで、今日は池田屋さんの静岡店へ行って最終選考。店員さんの懇切丁寧な説明にも好感を得て、予約注文してまいりました。予約を受けてから一つ一つ作るわけですから、納入は3月末となります。
 このランドセルとともに娘がどういう6年間の時を過ごすのか、楽しみであり、ちょっと不安でもあります。自分の小学校時代も重ね合わせて、妙に感慨深いものがあります。これもまた「もののあはれ」であります。時と人の避けられない関わりあい。古語「あはれなり」がプラスの感情もマイナスの感情もカバーしたのは、時が人にその両方を与えたからです。
 別に池田屋さんの回し者ではありませんが、まだランドセルを購入していない方、一度下のリンクからそのこだわりの職人技を御覧下さい。6年間無償修理というのもいいですね。故意に破壊してもタダだそうです。思い切ったサービスだと思います。

池田屋

池田屋カバン店(楽天)


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