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2006.01.18

朝のテレビ占い(見えないものを観る)

1421 毎朝、各テレビ局で占いやってますよね。ついつい見てしまう、一喜一憂してしまうという方、けっこう多いのでは。
 占いというのは、ワタクシ風に言うと「モノ」と「コト」の中間に位置するもの、つまり「ぼんやり」と「はっきり」の真ん中でして、人間がなぜか魅力を感じる部分に属するものです。だから当然私も占いが好きです。私はやっぱり信用のNHKですね(って占いやってねえよ、おはよう日本で)。
 さて、今日授業でこんな話をしました。いつもの無駄っ話です。

 『みんなも朝の占い見ちゃうだろ?オレも朝必ずテレビの占いやるんだよ。だけど、みんなが観てるやつとはちょっと違うぞ。
 この前も言ったけど、ウチは東京の地上デジタル放送を遠距離受信してるんだよ。だけどな、時間や天気や何やらの都合で受信できるテレビ局がコロコロ変わるんだよ。全然デジタルじゃなくて、めっちゃアナログだよな。
 それでな、朝起きたら、まず時間と外気温と天気(前日見た予想天気図も含む)の具合を確認して、「今日はどの局が映るか」って想像するんだよ。「今日はNHK総合とTBSとフジだな」とか。で、実際テレビをつけてみる。それで当たってたら今日はラッキー!とかやるわけ。ぴったり当たることもけっこうあるんだけど、さっきの三つに加えて、日テレも映っちゃったり、場合によっては予想が全部はずれて「おはスタ」観るはめになったり。その当たり具合、はずれ具合で今日の運勢を占うわけよ。
 でさあ、それがな、最近マジで当たるんだよ。アンテナ立ててまだ1ヶ月弱だけど、だんだん分かってくるわけよ。朝の空気感から、電波の具合が見えるようになってくるんだよね。丹沢山塊を越えてくる回折波、富士山からはね返ってくる反射波、電離層の具合まで、手に取るようにイメージ化されるんだよね。すごいだろ(笑)。
 こういうふうにな、人間というのは、不便なこと、自分の思うままにならないことがあると、進化するんだよ。特に右脳はこうやって鍛えられていくわけ。見えないものを見るというか。感じる、観じるんだよ。空気を読むっていうのもその一つかもな。
 実は科学も文化も宗教も、こうやって生まれてきたんだし、歴史上の天才っていうのは、みんなこういう能力を開花させてた人たちなんだよ。だから、みんなが享受してるようなデジタル文明っていうのはダメなの。自分の思い通りになりすぎるんだな。その瞬間はいいかもしれないけど、長い目で見ると右脳を退化させてるんだよ。わかった?』
 生徒たち、なんとなく納得したような、してないような…。みんなにやにや笑ってます。で、一人の生徒がおもむろに…、
 『先生、先生のその能力って何の役に立つんですか?』
 オレ、
 『……』

 おしまい。
 ちなみに今日の占いは全ハズレでした…。

地デジさらにその後

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コメント

占い、幅ひろく受け入れられる度量がすごい。
わたしはダメなものばかりですから、世間を狭く生きています。
おかげで子猫分けていただきました。
小さい画面の方がかわいいですね。猫をもらった本家へは、これからも毎日出向きます。よろしく。

投稿: あきの | 2006.01.19 10:12

あきのさん、コメントありがとうございます。
いえいえ、私のは全部ハッタリですので…。
あきのさんの方がずっと広いですよ。
猫ちゃん可愛がってあげて下さいね。
では、また。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2006.01.19 10:51

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