トヨタ 『シエンタ』
不覚にも新年早々トヨタ車をおススメします。
別にトヨタに恨みはありません。単なる判官贔屓の裏返しです。強大な勢力に対するささやかな反抗です。何につけてもマイナー指向、アマノジャクな私です。
で、なんで今日はメジャーなのかって、親父が買ったんです。それで実家で正月を過ごしつつ、ちょっと乗ってみたんですね。くやしいけど、よくできてる…。
だいたいいつもマイナーな車(シボレークルーズ&フィアットパンダ)ばかり乗ってますんで、他の人の車に乗ると、全て良く見えるんですよ。それにしても、今入院中のパンダたんと同じくらいのお金を払うと、こんなに快適な車が手に入るんだ…日本では。
まず、このサイズでよく7人乗りを実現したな、ということです。ま、いわゆるミニミニバンとしては最大クラスなんでしょうが、うまくパッケージングされてる。3列目シートの格納具合なんか、ホント日本のカラクリって感じで萌えます。しっかし、よく安全性やら何やらの面で認可がおりますねえ。規制緩和か。ちょっと怖いですね。
次、走りです。CVTマニアとしては、大いに不満ありです。CVTの良さ、スムーズさを殺しています。コンピュータのチューニングの問題ですね。つまり、発進時回転が上がりすぎる。親父のような不器用な人がアクセルを踏み込むと、ブォーンとなって、車体がガクンガクンします。かなりセンシブルなアクセルワークを要求されるんです。これではCVTの意味がない。全体にノイズは少ない方だと思うのですが、この発進時のブォーンのために、うるさい印象を与えます。スノーモードにしてちょうどいいくらいです。まあこれもプントと比べての話ですがね。
インテリアはチープでよろしい。下手に高級志向に走らず、アウトルックに似合った割り切りぶりで好感を持ちました。パンダにはかないませんけどね。ただ、メーターが中央にあるのには、どうも慣れませんな。
というわけで、さすが世界に誇るトヨタ車という出来なんでしょう。では自分も所有したいかというと、これは別問題です。レンタカーとしては興味ありますが。
こういう車が売れるのはもちろん悪いことではありませんね。エクステリアデザインも悪くないと思いますし。カラーリングも良い。なんかパンダに似てるような…。ま、どちらかというとヨーロッパ的なセンスを感じる日本車です。ふだんは少人数、年に何回か、おじいちゃん、おばあちゃんを載せて、いやいや乗せて家族で旅行やら冠婚葬祭やら…。日本の家庭の事情にあった本当に実用的な車なのかもしれませんね。
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