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2005.12.25

富士山で東京の地上デジタル放送受信成功!

ls14tmh1 5月にデジタル・チューナーを買いました。その時の記事にも書いたように、最終目的は東京タワーからの地上デジタル波を遠距離受信することでした。11月にフルパワー送信が始まったので、さっそく高性能アンテナを買って受信に挑戦いたしました。
 買ったアンテナはマスプロのLS14TMHです。最初は超大型のLSL30を注文したのですが、いきなり生産中止ということでキャンセル。同じ大きさの全帯域用LS30も考えましたが、結局でかすぎて手に負えないだろうという結論に至り、小型(14素子)の割に高性能(30素子にも匹敵とか)だと評判のLS14TMHにしました。
 そのLS14TMHも好評のためか(?)在庫切れということで、3週間ほど待たされ、ようやく昨日到着。まずは組立ですが、その前についつい笑ってしまうのが、独特のマスプロワールドですね。マスプロという会社、けっこうシェアも高く、世界を代表するアンテナ会社の一つですけれど、なんかちょっと妖しい。「見えすぎちゃって困るの〜」にも子どもながらに危なさを感じていましたね。ん?あれはラムの原形か?最後は森尾由美だったような…。
 だいたい、昔から各家庭の屋根に鎮座するアンテナの中でも、あの黄や赤の微妙なカラーセンスは、日本の原風景を作る一つの大切な要素になっていました。今回の最新型アンテナも、大きなリフレクターは真っ赤。マスプロ製であることを雄弁に語っています。
 だいたいLSシリーズ、なんでLSかというと、「ラブストーリー」なんですよ(笑)。いい味出してますねえ。
 取扱説明書の中で注目すべきは、次の点でしょうか。まずは、デジタルではなくディジタルと表記していること。正しい発音へのこだわり…なのかな。そしてさりげなく書かれている「MASter of PROduction 生産の覇者」の文字。へえ、そうだったんだ。略し方がいかにも日本人的ですな。パソコンみたい。あと、最後の最後にある「マスプロの規格表・性能表に絶対うそはありません。保証します。」宣言。たまりません。
1711 いやいや、実は一番オシャレなのは外箱の裏側にあるこの一言です。「…スカッとしたアンテナを建ててください」いいですねえ。スカッとしたアンテナ!作品なんですね。スカッと建てるのではなく、その立ち姿というか建ち姿がスカッとしてなくてはいけない。なるほど。あれ?だいたいアンテナは建てるものなのか?立てるものなのでは…。まあいいか。
 さ、そんなスカッとしたラブストーリーで、はたしてはるか東京からの電波を拾うことができるのか!?
 結論からいきます。軽く受信できました!
 今日はホント軽くテストしただけですから、本格的にはこれからの仕事なんですが、とりあえず二階の窓からアンテナを突き出しての第一回テストで、NHK総合、教育、日本テレビがノイズなく受信できました。あ、ちなみにブースターはむか〜し買ったDXアンテナのVTR311というヤツです。25dBタイプでしょうか。全周波数に有効ではないようですが、まあ、上記3局には効果ありでした。しかし、他の局はスキャンに引っ掛かりませんでした。
 続いて、一階、というか庭先ですね、ウッドデッキの上(地上50センチくらい!)でフジテレビが絶好調に受信可でした。ブースターもいりません。どういうわけだ?しかし、その位置だとあとはTBSだけ。今度はNHKが全く安定しません。
 こんな感じなので、最終的には庭にマストをスカッと建てることになりそうな予感がします。あと何回かいろいろな所のいろいろな高さや方向を試してみようと思います。
 東京タワーからの距離は100キロ以上あると思います。そういう意味ではもしかすると最遠受信かも。少なくとも、このへんの人たちは、受信しようとも思っていないですし、受信できるとも思ってないのでは。やはり標高が1200メートル近くあるというのがいいのでしょうね。
 静岡日本平からのデジタル、いやディジタル波も拾えるかもしれませんね。
 それにしても、あのノイズの全くないサザエさんはすごかった。サザエさんてこんなに鮮明だったんだ。なんかザラつきやゴーストのないサザエさんが不自然に見えたのはなぜ?

富士山で東京の地上デジタル放送受信成功!その2

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