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2005.12.07

『その時歴史が動いた』が動いた!

hrrr51 スポーツも芸術も人間の本能の昇華であると言えます。本能ですから生命にかかわることです。前者は喰うための本能、後者は命をつなぐための本能の昇華だと思います。
 ですから、スポーツは真剣勝負です。喰うためには戦争も起こすのが人間ですから。一方、芸術は演劇性が伴う。生殖ですからね。最初から最後までお芝居が必要です。
 今日、サッカーJ1とJ2の入れ替え戦が行われました。我が山梨県のヴァンフォーレ甲府と柏レイソルの試合でした。結果は皆さんご存知でしょうから省略します。
 山梨県民のみならず、判官贔屓の大好きな日本人にとっては、充分に魅力的な内容であったと思います。つまり、スポーツにドラマ性が侵食しているというわけです。何が起こるかわからない真剣勝負と、その背後に巧みに設定されたストーリーとの調和ですね。人は石垣、人は城。甲府は勝っても負けても共感を呼ぶ。
 というわけで、私もけっこう楽しんだのですが、実は試合内容以上に私のツボにはまる「何が起こるかわからない」真剣勝負&ドラマがありました。これも皆さんご存知でしょう。試合終了寸前の停電?です。
 NHKのテレビで観ていた私は、すわ放送事故か!と思いました。クライマックスでの舞台暗転。これは意外な演出でした。結果として、これがまた甲府の貧しさ弱さを強調する結果になったわけで、それこそ実は演出なのではないかと思わせる出来事でした。そして冷たい雨のそぼ降る中、35分間の中断を挟んで、なんとか試合再開、結局甲府の勝利となりました。
 さあ、困ったのはNHK甲府放送局です。本来の「クローズアップ現代」と「ためしてガッテン」を休止して臨んだ特別編成。予定では、最悪でも9時前のローカルニュースの枠を犠牲にするくらいで終わるはずだったのに…。思わぬアクシデントのため、9時を回ることに。ここで、「ニュース9」をつぶすわけには、さすがにいかない。さあ、どうするNHK?!
 まずは「経過は速報画面でお伝えします」として、とりあえず「ニュース9」に突入。しかし、その15分間では決着がつかず…いやいや照明がつかず、ついに次の番組枠へ。ここで、奇跡が起こります。
 9時15分からは人気番組「その時歴史が動いた」です。今日は本来なら「シリーズ真珠湾への道 <後編>〜山本五十六 運命の作戦決行〜」が放送されるはずだった(そう言えばこっちも窮鼠猫を噛むだなあ)。そりゃそうだ。明日は歴史的特異日。しかし!なんとNHK甲府放送局はサッカーの中継を再開したではありませんかあ。「運命の作戦決行」!
 「その時歴史が動いた」が16日深夜1時に動いた!
 やりますねえ、ご立派。局長の英断に拍手いたします。よくあったんですよねえ、プロレス中継がゴールデンで生放送だったころ。メインの試合に限ってクライマックスで放送時間切れってことが。最後の提供テロップのところで、ほんの数秒だけその後の様子が見れるんだけど、あまりに短時間でよけいに混乱することがしばしば。ものすごい不完全燃焼で眠れなくなったのを思い出します。それに比べると、なるほどねえ、スポンサーにしばられない国営放送は強いなあ。ちょっと感動しました。
 というわけでして、試合内容もさることながら、「過電流」?による照明ダウン、それに伴うNHKの対応など、ホントいろいろと楽しめましたわ。すばらしいスポーツであり芸術でありました。

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