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2005.12.31

大晦日テレビ番組総括(MVPは…?)

way_eat_knk0057_010 大晦日の夜、最近はなんか虚しいっすね。昨日も書きましたが、レコ大や紅白はあんな調子だし、格闘技イベントも結局はマッチメイク勝負になり、内容はほとんど同じで味がない。いけませんな。もっとみんな芸を磨かないと。
 とかなんとか言いながら、6時から12時近くまで、一人で1台のテレビを独占してザッピング。紅白、格闘技はもちろん、お笑いネタグランプリやら、渋すぎる戦争もののETV特集やら、ドラえもんやらつまみ食いしてました。で、結局究極の「芸」を見せてくれたのは、テレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」だったりして。下手な演出なしに「芸」勝負でした。
 もう紅白なんか痛々しいっすね。逆にそれが面白いと言えば面白い。格闘技揶揄ネタやら響鬼の登場やら。嫉妬心とも取れる民放的悪乗りの模倣が痛い。その象徴が、みのもんたについていこうとする山根アナでしたね。優等生が無理してタバコ吸ってるみたいな辛さがありました。いみじうかたはらいたし
 いちおうプロレスファンの視点から格闘技イベントの総括もしときましょうか。ごく簡単に書きます。書き出すとキリがないから。
 まずは、PRIDEのオープニング。個人的に感動しました。高田延彦の太鼓に合わせて、教え子が踊ってたんで。あそこに選ばれるだけでもすごいなあ。偉い!
 さて、単純に格闘技選手として高く評価したのは、K-1では所英男と山本“KID”徳郁、PRIDEでは中村和裕、菊田早苗、五味隆典、マーク・ハントかな。いつもの強いやつらにはもう飽きました(笑)。
 「芸」としては、やはり小川直也でしょう。負けて輝く小川劇場。これぞプロレスラーです。その点、桜庭和志と美濃輪育久にはダメだししときます。
 あと、KIDと元気、二人とも「芸の華」がありますね。技術と演出両方優れてる。試合内容も含めると、結局ベストバウト、ベストショーは「山本“KID”徳郁vs須藤元気」ってことでしょうか。特に私、KID好きなんですよ。というか山本一家大好き。今日も美憂さん、聖子さん来てましたね。美しい…家族愛(あっ、そうそう聖子さん復活Vおめでとうございます)。
 いや、ワタシ的にMVPはお父さんの山本郁榮さん(ミュンヘン五輪選手・日体大教授)ですね。試合後KIDに俵返しで投げられてましたね(笑)。見事な受け身でした。

Amazon スポーツ外傷障害からみたテーピングの実技と理論

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2005.12.30

ミュージックステーション スーパーライブ2005

ozone ようやく年末モードに入りました。というわけで、普段はほとんど見ない音楽番組を家族でダラダラ見ました(聴きました)。天皇誕生日にテレビ朝日で放映されたものの再放送です。BS朝日ですね。
 いろいろと苦言を呈し始めればキリがないのですが、なんというかあんまりにプロ意識が低い方々が多いというか、なんでここまでレベルが落ちてしまったのか、ちょっと悲しくなってしまいました。
 歌謡大賞やレコード大賞、そして紅白歌合戦の人気が低迷し、消えていくのも当然です。昔は、いろいろな意味で、素人からかけ離れた芸を見せてくれたものです。歌が下手なアイドル歌手もいましたが、それはそれで異常に可愛かったり、キャラが立っていたり、やはりプロを感じさせるに充分なものを持っていました。楽曲がものすごかったりもしましたし。
 それがねえ、いったい何なんでしょう。キャラ的には完全に一般人、音楽的には何も目新しいものがなく、ヘドが出るほどの常套句の連続、歌が上手と思っていた人たちも音はずしまくり。
 それにしてもいつのまにR&Bブームは去っていたんでしょう。ほとんどが演歌ロックか縦ノリhip-hopなんでビックリしてしまいました。パクリも多いし。なんで誰もケツメイシがZONEだって言わないんだ?露骨すぎるでしょ。まあ、私が歳をとって、今風なものについていけなくなってるだけでしょうが。
 そんな中、私がプロの芸を感じたのは、ダンスが良かったBoA、そしてZONE…ではなくて恋のマイアヒのO-ZONE、歌が完璧だったEXILE、松浦亜弥、L'Arc〜en〜Ciel、演奏で聴かせた東京事変、全体的な存在感ではやはり浜崎あゆみでしょうかね。メロディー的にはレミオロメンかな。あと、ジャニーズ系の各グループはトークも含めてさすがプロって感じでしたね。中井くんのやばい歌もそれはそれで芸の領域でした。日本中を緊張させます。
zdnet_release_43001 で、ワタクシ的にMVPを与えるとすれば、男性はO-ZONE、女性は松浦亜弥かな。恋のマイアヒはじっくり聴くとなかなかいい曲ですね。東欧系ポップスのいいところを上手に踏襲してます。あややは二十歳になったばかりとは思えない存在感と歌唱力で聴衆を圧倒してました。正調アイドル路線の唯一の継承者ですな。林檎姫が尊敬するのもわかるわ。
 ま、考えてみれば、今挙げたプロの芸を観られた(聴けた)んだからいいか。んんん…でも、4時間以上の番組でこれだけじゃあねえ…。今年も紅白は観ないんだろうな。格闘技か…。ホントは不本意なんですよ。プロレスなら芸ですけどね。

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2005.12.29

富士山で東京の地上デジタル放送受信成功!その2

SN01 さて、先日報告した東京の地上デジタル放送受信に関する続報です。
 う〜む、なかなか一筋縄にはいきませんな。結局、いろいろ場所、高さ、方向などを試した結果、左の写真のように実に不思議な場所に設置となりました。
 で、受信できているのはNHK総合と教育、フジテレビ、テレビ朝日です。
 とにかく、全局受信できるポイントが見つけられないんですよ。どこかが入るとどこかが入らない。ホント、あの重いアンテナをマストにつけて、寒風の中いろいろと試すのって、かなり辛い。で、とりあえず妥協しまして、日テレとTBSは地元の系列局があるから今回は死んでいただくことにしました。
 たしかにここ富士山1200メートル地点は受信に適した場所でしょうが、丹沢山塊を越えてくる山岳回折波、そして何しろ富士山がありますから、いわゆる山岳反射波(もろ富士山反射ですな)も強い。さらにどこかのアナログUHF波との干渉もあるのでしょう。実にシビアです。屋根の上が一番いいかというと、全然そうではないのです。一番高くするとNHK総合しか受信できなかったりして。不思議だ。電波って目に見えないだけにもどかしいですね。
 私は無線の専門家でもなんでもないので、詳しいことはわかりませんし、対策の立て方も全然知らないので、とにかく実際にアンテナを動かしてみることしかできません。しかし、正直バテました。特に、今の位置に設置するのに、初めて屋根の上に上がったのですが、スキーと一緒で、いざ立ってみると意外に傾斜がきつくて怖い。びびりまくりです。いちおう命綱をつけて作業したんですが、もうホントへたなスキーと一緒で、体の変なところに力が入りまくって、きっとあさってあたり筋肉痛です。あと、滑らないように裸足で作業したんですけど、気温は氷点下なのに、昼頃になると屋根が熱い熱い。太陽エネルギーはすごいなあ。やっぱり太陽光発電導入しようかな。
 さて、そんなこんなで苦労しましたが、上記4局はレベルも40以上で安定(総合は50越え)してますので、第一段階としてはいいか。しばらく別の場所に移す気が起きないっす。かったるいよ〜。
 それにしても、妙な位置ですな。はたから見るとホントに怪しい。かなりみっともないことになってます。

その後…

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2005.12.28

『髪楽』ヘアトリマー(電動バリカン)

img10161555001
 突然ですが、頭を丸めてみました。
 6月に正眼寺を訪問した際、生徒が若い雲水さんに「お坊さんはなんで頭の毛を剃るのですか?」みたいな質問をしたんです。そしたらその雲水さん、こう答えたのです。「覚悟の証し」。かっこいいなあ、と思いました。頭を丸めたからといってそれでお坊さんになったというわけではない、ただ自分と人に対する覚悟の証しだ、とおっしゃってました。その時から、なんだか知りませんが剃髪願望が強くなりまして、なんとなく年末にと思っておりました。そして、予定通り今夜決行したというわけです。
 私にとっての覚悟は何かと申しますと、えっと…なんだろう…。うん、覚悟をする覚悟ということでしょうか。後半生をどのように生きるか…いろいろと前半生で準備をしてきましたので、そろそろ本気でやってみようか、ということです。
 別に僧侶になるわけではありませんが、やはりお釈迦さんの教えは正しいと思いますので、来年はもっとしっかり勉強してみようかと思います。最近では、働きながら通信教育で勉強して、いろいろな宗派で得度できたりするんでよね。
S721 というわけで、右のような頭になりました!正直寒いっす。オレの頭ってこんなに尖ってたんだ。それはそれでカッコイイかも!?ただ、スキンではありません。清原みたいな感じでしょうか。で、その剃髪に使ったのが、ネットで1980円で買ったこのヘアトリマーです。これはなかなかのスグレモノですな。どうせ安物ですから、バッテリーと刃は長持ちしないでしょうが、なかなかきれいにカットすることができます。刈り上げ用2種類、すき刈り用、丸刈り用、それぞれのアタッチメントを付けて、髪をとかすようにしますと、実にスムーズにカットされるのです。
 普通のカットやキワぞりにも使えますので、自分で散髪する人には実に重宝するでしょう。よくできてる。
 とは言え、初めてのマルガリータ。かなりムラができて、いわゆるトラ刈り、というかブチハイエナ刈り?というか、ちょっと変と言えば変になってしまいました。まあ、これから慣れるでしょう。
 それにしても、このネーミングは何じゃ?「髪楽」でどうやって「はつらつ」って読むんだ?そして、このダンディ?なモデルさんは…。ちなみに台湾製です。

そしてプロ用バリカンへ…

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2005.12.27

坂角 『さくさく日記』

head_ebi021 またまたグルメとか言いつつ、お菓子で失礼します。
 いろいろと頂き物の多い年の暮れ。本当にありがたいことでございます。何をいただいても嬉しいものです。そんな中でも、今年ワタクシ的にかな〜り嬉しかったのがこちら。
 もともと坂角の海老せんべい『ゆかり』が大大大好きで、独身時代など一晩で一箱食べちゃった経験もある、筋金入りのワタクシ。『ゆかり』をいただいた時のあの胸キュンは『萌え(をかし)』ですね。そして、あと一枚になった時のあの胸キュンは『あはれなり』。ハハハ、また出ちゃいましたが、こう考えると胸キュンにも2種類あるってことか。そんな気もする。結局人間、特に日本人はその二つの胸キュンの間を彷徨して生きているのですね。うん、そんな気もする。
 さて、今日の胸キュンの対象は『ゆかり』タンではなく、『さくさく日記』でつ。って、ここだけ読むとなんかエロゲーでもやってるみたいだな(まじでやったことありませんが)。
saku_winter_he10_s この『さくさく日記』、『ゆかり』タンが大人の魅力なら、こちらはやや子どもっぽい(あえてロ○っぽいとは書きません)。ネーミング、パッケージング、そしてせんべい本体の大きさにも、絶妙にファンシー感があります。『ゆかり』を一口でいただく方はいらっしゃないでしょうが、こちらはいわゆる一口サイズ。思わず次々と手が出てしまい、あっという間にあと一枚…。そう、あと一枚あるなって、小袋を持つ左手が感じるんですよ。重みでね。それで右手で手探りでそれをつまむと…ガーン!なんと『シリカゲル』じゃああ〜りませんか…orz。
 これぞ『もののあはれ』です。昔の人なら、ここで一首詠んだんでしょう。
 今回いただいたのは、海老と帆立の二種類の製品が一箱ずつ、仲良くスリーブされているものです。帆立もかなりおいしいのですが、やはり海老にはかなわない。ついつい海老の方を続けて食べたくなるわけですけれど、そこは我慢というか、演出というか、なるべく交互に食べるようにするわけです。そして、最後は海老が一袋残るようにしなければなりません。しかし、最初は当然海老を食べてしまいましたから、途中帆立を2回連続で食べる必要に迫られます。私は昨日そうしました。そして今、最後の海老が一袋残っている状態です。
 こういうのもなんか切ないっすね。あと一袋…。なんで、せんべいごときにここまで、と自分でも思いますが、好きな「もの」に対する感情ってこんな感じでしょう。何度も言いますけれど、デジタル化、キャラ化、フィギュア化は切なさ(もののあはれ)からの消極的な逃避だと思います。
 ん?今突如不安が頭をかすめた。家に帰ったら、最後の海老タン、カミさんに食べられてたりして…。うわ〜、隠しときゃ良かった。

坂角総本舗

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2005.12.26

『裁判大噴火』 阿曽山大噴火 (河出書房新社)

4309016103 大川興行所属の芸人さんによる裁判傍聴記です。裁判のことは全然知らないんで、かなり興味深く読みました。
 この本を知ったきっかけはひょんなことです。
 著者の苗字「阿曽山」というのは、私の中では「富士山」のことなんです。「阿蘇山」ではない。正確には「阿祖山」と書きますが、「阿曽山」という表記も見かけます。って、どこにかというと、私がその研究をライフワークの一つとしている「富士古文献」つまり「宮下文書」にです。な〜んて、かなりマニアックなので詳しく説明しませんが、まあ簡単に言えば、富士北麓地域に残るトンデモ史書であります。いわゆる偽書と認定されているシロモノです。
 それはいいとして、とにかく「阿曽山大噴火」なんて言われたら、私の頭の中では、そっち系、つまり「ムー系」の『200×年、富士山が大噴火!』なんて記事が勝手に浮かんじゃうんですね。私もかなりトンデモです。
 話それまくり。さて、実際には芸人さんのお名前なわけで、それはそれでかなりトンデモとも言えますが、とにかくその方が書いた渾身の裁判傍聴記なわけです。で、その内容は…。
 『裁判小噴火』でしたねえ。そう、ちょっと火山性ガスが噴き出した程度。いや、冒頭にも書いたように、なにしろ知らない世界をのぞき見するわけですから、かなり面白かったですよ。しかし、読み進むにしたがって、どうもスカッとしない。ガスだけちょろっと出て、すっきり身が出ない…(?)。
 たしかに扱っているのが、オウムや法の華やスーパーフリーや石原裕次郎の弟を名乗る男なんかの裁判ですから、それなりに面白い。へえ〜、ってことがものすごくたくさんありました。裁判ってもっと堅苦しいものと思ってましたが、実際にはかなり人間味溢れるお芝居という感じなんですね。そう、そのストーリー性やアドリブ性、数人の対戦者どうしとレフェリーの存在なんかが、私にはプロレスのタッグマッチに似てると感じられました。
 しかし、どうもそれぞれの章の読後感が物足りない。おそらく、実際の裁判という人権(特に被害者の)にかかわることを、徹底して笑い倒すことができないのだと思います。当然ですね。
 最初は正直、筆者の筆力の問題なのかなと思いましたけれど、違いますね。最後の方になると、阿曽山さんの苦悩までが感じられるようになってきます。たぶん、それぞれの裁判について、プライベートではもっと面白おかしく笑い倒しているんだと思いますよ。こうしてパブリッシュすると、どうしても規制が働く。不謹慎と言われる可能性が高い。芸人さん、それも大川興行所属としてはかなり辛いのではないでしょうか。
 しかし、たしかに私も裁判を傍聴に行きたくなりました。そうして、自分の心の中で思いっきり味わってみたいと思いました。たぶん実際には笑えないことがほとんどでしょうが(…と私も弱気になる)。

Amazon 裁判大噴火

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2005.12.25

富士山で東京の地上デジタル放送受信成功!

ls14tmh1 5月にデジタル・チューナーを買いました。その時の記事にも書いたように、最終目的は東京タワーからの地上デジタル波を遠距離受信することでした。11月にフルパワー送信が始まったので、さっそく高性能アンテナを買って受信に挑戦いたしました。
 買ったアンテナはマスプロのLS14TMHです。最初は超大型のLSL30を注文したのですが、いきなり生産中止ということでキャンセル。同じ大きさの全帯域用LS30も考えましたが、結局でかすぎて手に負えないだろうという結論に至り、小型(14素子)の割に高性能(30素子にも匹敵とか)だと評判のLS14TMHにしました。
 そのLS14TMHも好評のためか(?)在庫切れということで、3週間ほど待たされ、ようやく昨日到着。まずは組立ですが、その前についつい笑ってしまうのが、独特のマスプロワールドですね。マスプロという会社、けっこうシェアも高く、世界を代表するアンテナ会社の一つですけれど、なんかちょっと妖しい。「見えすぎちゃって困るの〜」にも子どもながらに危なさを感じていましたね。ん?あれはラムの原形か?最後は森尾由美だったような…。
 だいたい、昔から各家庭の屋根に鎮座するアンテナの中でも、あの黄や赤の微妙なカラーセンスは、日本の原風景を作る一つの大切な要素になっていました。今回の最新型アンテナも、大きなリフレクターは真っ赤。マスプロ製であることを雄弁に語っています。
 だいたいLSシリーズ、なんでLSかというと、「ラブストーリー」なんですよ(笑)。いい味出してますねえ。
 取扱説明書の中で注目すべきは、次の点でしょうか。まずは、デジタルではなくディジタルと表記していること。正しい発音へのこだわり…なのかな。そしてさりげなく書かれている「MASter of PROduction 生産の覇者」の文字。へえ、そうだったんだ。略し方がいかにも日本人的ですな。パソコンみたい。あと、最後の最後にある「マスプロの規格表・性能表に絶対うそはありません。保証します。」宣言。たまりません。
1711 いやいや、実は一番オシャレなのは外箱の裏側にあるこの一言です。「…スカッとしたアンテナを建ててください」いいですねえ。スカッとしたアンテナ!作品なんですね。スカッと建てるのではなく、その立ち姿というか建ち姿がスカッとしてなくてはいけない。なるほど。あれ?だいたいアンテナは建てるものなのか?立てるものなのでは…。まあいいか。
 さ、そんなスカッとしたラブストーリーで、はたしてはるか東京からの電波を拾うことができるのか!?
 結論からいきます。軽く受信できました!
 今日はホント軽くテストしただけですから、本格的にはこれからの仕事なんですが、とりあえず二階の窓からアンテナを突き出しての第一回テストで、NHK総合、教育、日本テレビがノイズなく受信できました。あ、ちなみにブースターはむか〜し買ったDXアンテナのVTR311というヤツです。25dBタイプでしょうか。全周波数に有効ではないようですが、まあ、上記3局には効果ありでした。しかし、他の局はスキャンに引っ掛かりませんでした。
 続いて、一階、というか庭先ですね、ウッドデッキの上(地上50センチくらい!)でフジテレビが絶好調に受信可でした。ブースターもいりません。どういうわけだ?しかし、その位置だとあとはTBSだけ。今度はNHKが全く安定しません。
 こんな感じなので、最終的には庭にマストをスカッと建てることになりそうな予感がします。あと何回かいろいろな所のいろいろな高さや方向を試してみようと思います。
 東京タワーからの距離は100キロ以上あると思います。そういう意味ではもしかすると最遠受信かも。少なくとも、このへんの人たちは、受信しようとも思っていないですし、受信できるとも思ってないのでは。やはり標高が1200メートル近くあるというのがいいのでしょうね。
 静岡日本平からのデジタル、いやディジタル波も拾えるかもしれませんね。
 それにしても、あのノイズの全くないサザエさんはすごかった。サザエさんてこんなに鮮明だったんだ。なんかザラつきやゴーストのないサザエさんが不自然に見えたのはなぜ?

富士山で東京の地上デジタル放送受信成功!その2

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2005.12.24

『コレルリ作品全集』 キアラッパ指揮&ヴァイオリン アカデミア・ビザンチナ

B00005EOV7 今日はクリスマスイヴ。ここ数年は、地元の教会で演奏するのが恒例になっております。今年は、いつもお世話になっているチェンバロの森さんに加え、はるばる東京からバロック・ヴァイオリンの横田祐斗さんを招いて、コレルリ(コレッリ)のトリオソナタを演奏しました。
 キャンドルの光に彩られた聖堂の中、特別な夜に演奏するコレルリは、弾いている方としても格別なものがありますね。演奏したのは作品3の9(ヘ短調)と作品2の12(ト長調チャコーナ)です。もう、聴いていただくしかないのですが、コレルリは美しすぎます。嘆息。
 しかし、彼のトリオの録音はあまり多くありません。ソロソナタの作品5や合奏協奏曲の作品6は有名なので、腐るほどあるんですけれど(実際腐ってるのも多い)。
 で、ですねえ、ワタクシ的に「ああ、あの時買っておけば」というもの、まあいろいろとあるんですが、これもその一つですね。
 イタリアのヴァイオリニスト、キアラッパが中心になって録音された全集です。コレルリは、音楽史上最も重要な人物の一人ではありますが、その総作品数は決して多い方ではありません。彼から多大な影響を受けた、ヴィヴァルディやバッハらに比べてもかなり少ない。ですから、いろいろな意味で全集があってもおかしくないはずなのですが…。
 私が知っている限り、このキアラッパ盤と、あと今年出たピーター=ヤン・ベルダーを中心とするオランダ古楽勢によるものと、2種類しかありません。今年出た全集もまだ聴いていないのですが、オランダ勢(ちなみに山縣さゆりさんも中心的存在として参加されてます)ということで、ある程度出来具合が予想されますし、正直食指が動きません。たぶん自分の脳内イメージ(演奏ではないですよ)とそんなに変わらないと思うのです。
 一方のキアラッパ盤は10年ほど前の録音になります。キアラッパはDENONにいくつかの優れた録音があり、私もヴィヴァルディやバッハを聴いて、衝撃的とも言える楽しさを味わわせていただきました。やっぱ、イタリアものはイタリア人にはかなわん(バッハは微妙でしたが)!そんなわけで、彼らが母国が誇る神聖なる作曲家コレルリをどう料理しているのか、非常に興味があったのです。
 しかし、9枚組(だったかな)、2万円近いお値段を考えると、思わず躊躇してしまいます。まあ、楽譜は揃うわけだから、死ぬまでに全部弾けばいいか、みたいな感覚で。
 しかし、これが廃盤になってしまった今、本当に、本当に買わなかったことが悔やまれます。いちおう気がついた時には、中古市場もチェックしてきたのですが、タイミングが悪いのか、なかなか出会うことが出来ません。
 今回、実際にトリオを演奏してみて、また聴きたい願望が再燃しました。なんとか、手に入れようと思います。誰か持ってないかなあ。
 そうそう、今回の共演者さんたちと話しました。とりあえずトリオは全曲演奏しちゃおうか、って。素晴らしいではないですか。あっ、そうだ自分たちで全曲録音すればいいのか…冗談、冗談。

Amazon コレルリ作品全集 Corelli: Complete Works
HMV コレッリ作品全集

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2005.12.23

フィアット パンダ (6)

0681 嗚呼豈不哀哉、熊猫。最近調子に乗って「無常観」だの「もののあはれ」だの言ってるから、こういうことになるんだよな。変化し汚れ傷ついていくのが「もの」の宿命…。とは言え、まさか愛しのパンダちゃんが、こんな姿になろうとは…。
 あ〜あ、やっちゃいました。パンダ受難です。カミさんのしわざです。orz…。
 はっきり申しますと、ワタクシ、パンダに萌えてました。だってかわいいんだもん。もう、この車が汚れ傷つき、いずれは死んでいくなんて、考えたくなかった。まさに時間の流れを微分して、ヴァーチャルな恒常を作り出していたんです。今の姿だけを見る。刹那的な愛情、つまり「萌え=をかし」であります(すんません、また出ました)。しかし、こういうことがあると心は一挙に「もののあはれ」に移行します。
 デジタライズされた情報はいくらでもコピー(再生)が可能ですから、いつまでも(自分が冷めるまで)萌えていられます。そこが「もの」と「こと」の違いであると、私は繰り返し言ってるわけです。う〜む、自らの論を自らの体験で証明するこの哀しさよ。
 というわけで、買って半年ちょい経ったフィアットパンダ、カミさんが金網に突撃することによって、このような無残な姿になってしまいました。治療に13万かかるとのこと…。ガーン。
 というわけで今日はここまで。

…で、その後

フィアットパンダ(1)


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2005.12.22

『キッズ・リターン』 北野武監督作品

B00005EDS2 今日の補習で鑑賞。テーマは色(青と赤)の記号性と「もののあはれ」。まあ、なんとでも言えますな。
 そう言えば、金子賢が大晦日のPRIDE男祭に出場するんですよね。この映画を観る限りは安藤政信の方が強そうだけど(笑)。あっそうそう、昨夜ある教え子から電話があり、彼もPRIDEに参戦、いや出演するそうです。詳しくはナイショですが、すげーな。当日のテレビで拝見しましょう。
 さて、この映画ですが、私にとっては北野映画のベストです。ダントツです。他の作品も嫌いではありませんし、世界のキタノの作家性は人並みに認めているつもりですけれど、やっぱりなあ、この作品は、無常観というか「もののあはれ」というか、そう日本映画の伝統的なテーマを、非常に模範的な方法で描いたという意味で完璧に近い作品ですね。何度観ても心にしみる。決して「萌え(=をかし)」ではありません。
 俳優としてのビートたけしが出演していないというのも、この映画に関しては功を奏したと思います。その代わりと言ってはなんですが、二人の新人、金子賢と安藤政信の魅力はたまりませんね。このはかなく切ない若さの魅力を引き出し、フィルムに焼き付けた北野監督の手腕と感性は、ほとんど奇跡的、天才的と言えます。おそらく、例のバイク事故で幽明の界をさまよったことが大きく影響しているのでしょう。「青春」という最も生命の輝くとされる時、そこにあえて翳を投じたことが作品にリアルさ、普遍性を与えたのだと思います。
 ものすごく簡単に言ってしまうと、これは般若心経の世界観です。自分という存在も、また運命というものも、結局は他者との「縁」によって変化するものであり、安定した恒常なるものではない。青春時代は、確固たる自分を形成しようともがく私たちを、残酷にも裏切ります。色即是空。そこで終わってしまっては単なる悲劇でしかない。しかし、北野監督はラストに見事なシフトチェンジを見せてくれます。空即是色です。
 おそらくは、監督自身の命の揺らぎが、そういう表現を可能にしたのでしょう。感動的です。
 そういう意味で、この映画は、私にとって本当の「物語」です。無常観を表す「もの」についてメディアを通して語ったわけですから。
 一つだけ、ホント一つだけ自分の趣味に基づいて苦言を呈しますと、久石譲の音楽がちとうるさい。私にとっては軽すぎて耳障りです。あれがいいという人が大多数ですので、私が変なのでしょう。
 さて、最後に余談ではありますが…この作品で天才ぶりを遺憾なく発揮した安藤政信くんとですねえ、私の姉なぜか縁がありまして、いろいろと話を聞いているようです。う〜む、うらやましすぎる!北野監督は本当に近づき難いオーラが出てるとか…。そうだろうなあ。
 ついでにうらやましい話。冒頭に書いたPRIDE参戦?の教え子、「座頭市」にも出てます。いいなあ〜。も一つついでに、例の教え子「浮世絵師」、この前「北野名鑑」に出てましたね。こっちもたけしさんと仕事かあ。すげーな〜。うらやましいなあ。

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2005.12.21

『枕草子』に見る「空気嫁」&「痛杉」

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 ずいぶん前から、自分の物語論(もちろん「萌え=をかし」も含む)を検証するために、いろいろな古典を読みあさっております。なんて別に研究してるわけじゃないので、まあ趣味ですな。それで、いろいろ読んでるとプチ・セレンディピティーが結構ある。今日はこれを紹介しましょう。ある意味「萌え=をかし」の正反対のベクトルです。
 いやあ、昔から空気読めないヤツっていたんだなあ。痛すぎ。

 「かたはらいたきもの、よくも音弾きとどめぬ琴を、よくも調べで、心の限り弾きたてたる。 客人などに会ひてもの言ふに、奥の方にうちとけ言など言ふを、えは制せで聞く心地。 思ふ人のいたく酔ひて、同じことしたる。聞きゐたりけるを知らで、人のうへ言ひたる。それは、何ばかりの人ならねど、使ふ人などだにいとかたはらいたし。旅立ちたる所にて、下衆どものざれゐたる。にくげなるちごを、おのが心地のかなしきままに、うつくしみ、かなしがり、これが声のままに、言ひたることなど語りたる。才ある人の前にて、才なき人の、ものおぼえ声に人の名など言ひたる。ことによしともおぼえぬわが歌を、人に語りて、人のほめなどしたるよし言ふも、かたはらいたし」

 我流の現代語訳しましょうか。かなりの意訳です。まあ空気感のためですね。

 「痛いヤツ。ちゃんと弾けもしないギターを、ちゃんとチューニングもしないで、自己陶酔してガンガン弾きまくるヤツ、痛杉!こっちが大事なお客に会ってしゃべってんのに、奥の方でお下品なことへーきで言ってんのを、やめさせられないで聞いてる時の気持ち…ムカッ、空気嫁よ!好きな男がえらく酔っぱらっちゃって、何度も同じこと言ってるのは、さすがに…いたたたた。本人がそこにいて聞いてるのを知らないで、そいつの悪口言っちゃってるヤツ!おいおまい、く、く、空気嫁!それって悪口言われてるヤツが上司に限らず後輩とかでも、そこにいるものにとっちゃ、めっちゃ辛。たまに行った都会で、田舎もんが大騒ぎしてんの!空気嫁や!全然かわいくない赤ん坊を、自分の愛情にまかせてやたらかわいがって、その子の声のトーンまでまねして、言ったことを人に伝えてるヤツ、うう…痛杉!教養ある人の前で、知ったか野郎が物知りぶって、人の名前なんかを言ってるの!空気読んでんのか?大していいとも思えないオリジナル曲を人に聞かせて、誰かがほめてくれたりしたこと(お世辞に決まっとるやんけ)を語ってるヤツ!痛杉!逝ってよし!」

 どうですか、1000年前も今も、日本人の感性は大して変わっていませんよね。「空気嫁」的感情を、「かたはらいたし」、つまり「傍らにいると痛い」と表現しているわけで、これは今の「痛い」と全く同じ感覚と言えます。
 こんなふうに読み直してみると、堅苦しい古典作品も実に生き生きとした楽しいものになりますよ。
 それにしても、清少納言って毒舌っすね。2ちゃんねらーだったのかなあ。

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2005.12.20

マイケル・ジャクソン 『オフ・ザ・ウォール』

Michael Jackson 『Off the Wall』
B00005NUZM 私にとってのマイケルは『オフ・ザ・ウォール』です。というか、理解可能なマイケルはこれだけということです。かといって、理解できないマイケルに価値を認めないわけではなく、こちらに書いたように、ボーダーを越える存在として、つまり分別されないモノノケとして、高く評価しています。
 でも、やっぱり純粋に音楽として聴くとしたらこれですねえ。
 79年ですか。中三かな。それまで聴いていた音楽が、どちらかというとブリティッシュ・ロックでしたので、いわゆるディスコな曲には、当初抵抗がありました。しかし、私も世間の波に逆らいきれず、また、溢れんばかりの若きエネルギーを持て余し、ラジオから流れる音楽に乗って一人ヘタな踊りをついつい踊っちゃったりしてました。
 そして、ついにはこのアルバムを小遣いはたいて買うまでにいたったのです。そして、部屋で踊りまくる…かと思いきや、さにあらず…だって、畳の上で踊りまくると、レコードの針が飛ぶんだもん。だから上半身だけです、踊るのは。ああ、懐かしきアナログ文化。
 で、実はその時のアナログ盤『オフ・ザ・ウォール』を地下室から数十年ぶりに引っ張り出してきたんです。それで、久々にレコードプレイヤーで聴いてみた…かと思いきや、さにあらず…職場の同僚の女性にあげちゃいました。いや、正確に言うとデジタル盤『オフ・ザ・ウォール』(つまりCD)と交換しました。
 え〜、なんで〜?とお思いの方、私も同意します。普通そんな大切な思い出の品、それもかなり保存状態良好で、いくら大量に出回っているとはいえ、中古市場でそれなりに評価されそうな品を…。
 実は、前の記事にもちょっと書きましたけれど、その同僚の女性は、まじで「マイケル信者」なのです。というか、そのご家族あげて皆さん信者さんでいらっしゃるのです。当然彼女たちにとっては、ものすごい価値のあるシロモノということになりますね。で、私は考えたんですよ。このレコードも地下室で眠ってるより、敬虔な信者さんによって大切に奉納され、そして年に数回くらいは封を解かれて針供養される?(つまり再生される)のも幸せなんじゃないかなあ…。
 私以上にこのアルバムに思い入れのあるカミさんにも、一応お伺いを立ててみました。そしたら、予想に反して、「うん、CDで毎日聴ける方がいい」だと。たしかにカミさんはカセット!で聴いていたので、別にレコードじゃなくてもいいわけだ。というわけで、このような物々交換が成立したのですよ。
 もちろん信者さん(及びそのご家族)は狂喜乱舞いたしました。そして、CDを手に入れた私どもご家族も、針飛びを心配することなく、毎夜狂喜乱舞しております(ああ、娘たちとこの曲で踊れるなんて…)。めでたし、めでたし。
 前フリが長くなりましたが、いやあ、あらためて聴くとホントすごいアルバムですね。どの曲も最高です。不思議と大人になった今聴いても、昔と同じ感覚で受け入れられます。ただ、ちょっと音楽に詳しくなった私が毎度うならされるのは『I Can't Help It』ですね。スティービー・ワンダーって…(今さらながら)天才。

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2005.12.19

『北の錦 北斗随想 純米吟醸しずくどり』

hokutozuisou-j これはホントうまい楽しい酒でした。チェンバリストの森洋子さんにいただきました。お世話になった上にいつもすんません。
 昨年は「國稀」でした。今回もよくわかりましたが、北海道のお酒って、本当に軽やかですね。軽やかっていうのは、淡泊というのとは違いますよ。楽しげに舌の上で転がる感じなんです。
 夕張郡栗山町の小林酒造さん、ホームページを見るとなかなかユニークな発想をお持ちの会社のようです。もちろん職人気質のこだわりは当然あるでしょうが、何か心からお酒造りを楽しんでいる、そしてその楽しみを皆で共有している感じがしますね。それがそのまま味に出ているのだと思います。
 水は北海道各地にそれぞれの最適なものを求めたり、レンガ造りの酒蔵でコンサートを開いたり、お客さんを巻き込んでのいろいろなイベントを企画したり。こんなのもある意味北海道の気風なのでしょうか。
 食べ物や飲み物も作品です。作品には作者の心が反映して当然です。というか、それこそが作品の条件とも言えますよね。単なる製品とは違う。特にこれらは生きもの相手の創作活動ですから、やはり気持ちというか心というものが大きく影響することが想像されます。
 知る人ぞ知るというような、開業以来頑固一徹の蔵の味もいいですけれど、こういうオーブンなムードの蔵の味もいいですね。あんまり楽しいんで、ついつい呑みすぎてしまいました。というかもう空っぽです。ごちそうさまでした。
 北海道の気風ということで、ちょっと脱線します。
map77 出口王仁三郎のひな型理論の一つの例として有名な、日本地図と世界地図を(無理やり)対応させる考え方、御存知ですか。これを見て笑うもよし、感心するもよし、とにかく面白いですよ。ちょっと右の画像をクリックしてみてください。
 この画像は、赤瀬川原平師匠の『優柔不断術』から勝手に拝借しました。この本、いつもの原平節で最高に面白いんですが、この王仁三郎の地図についても、独自のセンス(私は原平力って呼んでます)で、それこそ軽やかに料理してます。『伊豆半島とインド。そういえばあの辺り、お茶の産地ではないか』てな感じで(笑)。
 それはそれとして、え〜と、この地図によれば、北海道はアメリカ、いやアメリカが北海道か…とにかく新大陸なんですね。たしかに新大陸だ。原住民を追っ払って本土?から移住した(ちょっと語弊があるかな)という意味でも対応しているわけです。偶然のアナロジーでありましょうが、面白いですね。ま、そんなわけで、北海道は運命的に自由、進取の国なのです。そう思って飲むと、北の錦もまた乙な味わいがあるのでした。ふ〜酔っぱらった。
 ん?オレの住んでるところって、もしかしてエベレスト?寒いはずだわ。

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2005.12.18

ETC通勤割引の謎(&ナンジャタウン)

jrrs11 突如模試を中止して、のびのびになっていた七五三をやっと終え、その後ナンジャタウンに行ってきました。
 猫マニアの我が家としては、一度は行っておかなくてはならないプレイスでありました。今回あるところからパスポートを二人ぶんいただいたのを機会にようやく実行に移したのでした。ワタクシには、あのくらいの規模であのくらいのノリというのがしっくり来まして、ネコ的にもギョウザ的にもアイスクリーム的にも昭和ノスタルジー的にも結構楽しめました。
 でも、今日は目的地に着く前の話を書きます。ETCに関してです。
 いつものように河口湖〜八王子間は通勤割引を使おうと考えました。往復で1900円浮かせて、その分ギョウザを食べるためです。つまり朝は9時までに河口湖インターに入らなければならない。おかげで朝は忙しくなります。
 こういう時にかぎって、子どもは言うことをきかないわ、父親は忙しいのにブログを書いてるわ、母親はなぜか関係ない家事を貫徹せんとするわ、とにかくいつものことなんですが、だいたい予定より出発が遅くなるんですよ。それでみんな自分のことを棚に上げて機嫌が悪くなる。何してるんだ早くしろって。今日もそんな感じで8時50分ごろに出発となったのです。
 本来ならそれでも、山の中を80キロで飛ばして、全く問題なく8時59分にはゲートを通過することができるはずでした。ところが路面は想定外の状態…そうです、雲一つない晴天なのにうっすらと雪が…。さすが富士山、ちょっと風が強いと風花が大量に舞ってきて、それで積雪?積花?するんです。なわけで、氷の上に雪という最悪の路面状況ではさすがに60キロが限界。
 さらに数少ない信号にも見事に全部ひっかかり、ゲートを目前にしてFMラジオが「9時です」の非情なコール。たぶん9時00分20秒くらいにゲートを通過しました。さあ、車内はまた言葉の乱闘状態。このギリギリ間に合わないという状況が、ある意味最悪な状況であります。「○○がだらだらしてるからこういうことになる」「○○が言うこときかないから」「○○が手伝ってくれないから」「○○がブログなんて書いてるから…」。
 という感じで、ああ、もうこうなったら、少しでも通行料を浮かすためだ、八王子で降りて下道で池袋まで行く!ということになってしまいました。なんで、久々の家族サービスがこんなことになっちゃうの…。
 さあ、それで八王子インターで降りました。そしたら、ありゃりゃ…料金表示「950円」!じゃないっすか。半額です!
 車内のムードは一転!「今日はついてる」「今日はいい日だ」「オレのふだんの行いがいいからだ」「さっき談合坂で買った宝くじきっと当たる」…。う〜む、なんとも単純な家族である。
 おかげさまで、その後は野良猫に出会うだけでも、渋い廃墟を見つけるだけでも、全てがラッキー。ナンジャタウンもぞんぶん楽しんできました。
 さて、ではなぜ通勤割引が適用されたのでしょう。6時〜9時というのは、9時00分までのことなんでしょうか。9時01分になったらアウト?それとも単にシステムの時計が遅れていたのでしょうか。時間に関して言えば、例えば「〜9月1日」は確かにその日を含みますよね。こういうのの常識ってどんなんなんでしょう。

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2005.12.17

グルーヴァーズ 『モダン・ブギー・シンジケート』

THE GROOVERS 『MODERN BOOGIE SYNDICATE』
B000BR2NG6 ある意味で、いや真の意味で、日本の最強ロックバンドはこのTHE GROOVERSでしょう。異論はないでしょう。特に業界においては。彼らほどプロに尊敬されるバンドはそうそうない。
 日本ロック史を語るのは非常に難しいと言えます。これが欧米のロック史なら話は別。教科書だって作れましょう。日本のロックは、ロックとは違う情緒のもとで育ってしまったと私は考えています。また、日本独特の音楽市場の原理というものもあります。ものすごくロック的?に断じてしまうと、ちまたに流れるロック・ミュージックのほとんどが演歌かフォークか歌謡曲だということです。それはそれでまさに日本的な外来文化の受容形態であり、断じて断罪すべきものではありません(アレ?矛盾してるかな)。
 では、本当のロックは日本にはないのか。いや、だからここにあるんですよ。2年半ぶりのグルーヴァーズの新譜、これはものすごい。純正ロック。
 ロックって、やっぱり岩みたいにゴツゴツしてて重くて、切り刻んだり押しつぶしたりする存在であるはずなんですね。ちょっと(かなり)話が飛躍するかもしれませんが、藤井一彦さんのギターって究極の打製石器みたいなんですよ。
 え?打製石器?そう打製石器です。誰ですか?打製石器って磨製石器以前のローテクなものだと思っているのは。まったく学校教育は困ったもんです。
 打製と磨製、どっちが切り刻む能力が高いと思いますか。どちらが尖ってるでしょう。そう、磨製石器はあたりはずれなく平均的な能力を持っていますが、打製石器の最大能力には全くかないません。磨いたものと割れたものをイメージすれば分かりますよね。
 でも、打製石器にはダメダメなものもたくさんある。つまり、究極の力を発揮する石器を作るには、実はものすごい熟練の技とセンスが必要なわけです。
 一彦さんのギターは常に究極の打製石器。イメージ通り叩き割るテクはもちろん完璧ですが、それよりまずは素材になる岩をたくさん持っている。そして、出来上がった石器はいろいろなシェイプをしていて、その使い道も多彩。いろいろなものをいろいろな形で切り刻んだり押しつぶしたりします。
 学校教育では、なんとなく打製よりも磨製のほうが洗練されているように教えられます。縄文式土器と弥生式土器についてもそうですね。だまされてはいけません。本当の洗練とは平均化、馴化のことではないのです。
 弥生時代になっても頑固一徹、縄文式土器を作り続けた人もいたでしょう。それを単なる時代遅れとするのは、簡単なことです。しかし、時代が全て正しいわけはない。時代に流されずホンモノを追求することは尊いことです。
 なんかまたとんでもない表現になってしまいましたけど、とにかくこういう感じなんですよ。現代の名工?もちろん、あとのお二人のメンバーにも同じことが言えますよ。
 藤井一彦さんとはちょっとした御縁がありまして、そんな意味でも私はすっかりファンになってしまいました。いつまでもホンモノのロックで私たちを切り刻んでほしいと思います。
 
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2005.12.16

『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』 西林克彦 (光文社新書)

4334033229 なかなかいい本でした。当たり前のことが書かれているのですが、それこそ読者が「わかったつもり」にならないよう、「より深くわからせる」気づかいに感心させられました。
 こんなふうに書きますと、ああいつものアマノジャク書評か、と思われそうですが、つまりそういうことです(笑)。あまりにまっとうな内容なので、つい。
 そのまっとうな内容については、実際に読んでいただくとしましょう。必ずやなるほどと思われましょう。いや、もちろん筆者の書いたことについてですよ。私の感想ではなく。
 簡単に言えば、一番困るのは「わからない」状態ではなく、「わかったつもり」の状態であり、そこから脱却するためにはどうすれば良いか、が書かれた本ということになりますか。たしかに「わかったつもり」が前進を妨げる可能性はありますね。
 実は、これを読みながら、橋本治さんの「わからないという方法」を思い出したんです。ちょっと似てるけどだいぶ違うなって。あそこでは「わからない」→「わかる」→「わかった」でした。こちらでは「わからない」→「わかる(実はわかったつもり)」→「よりわかる」です。ま、その微妙な違いも面白いんですが、やっぱり両者の書き方の違いですね。橋本先生のは正直まどろっこしくて「わからない」。西林先生のは少なくとも「わかったつもり」にはなる。
 で、ものすごく意地悪というか性悪な言い方をしますと、これはもう書き手の問題だと思うのです。まず第一にテキストの責任が大であると。読解力がつかない以前に、読解を促す文章か、妨げる文章か、そこが問題だということです。
 いやいや、促すのが善で、妨げるのが悪だなんてことは言いませんよ。そうじゃなくて、すんなり「わかる」ことを提供するか、すんなり「わからない」ことを提供するか、ということです。すんなり「わかる」喜びもありますし、すんなり「わからない」喜びもあるのです。そのどちらを提供するかは書き手の意志次第です。そして、そのどちらを読もうと思うかは読み手の意志です。
 論説文、エッセイ、小説、詩…本当にいろいろな「わかってほしい」レベルがありますよね。それぞれに適した読みというのがあると思うのです。そして、書き手の意志に乗るもよし、対抗するもよし。
 一方、「よりわかる」ことによって得られた「わかった」状態も、次のステップのための「わかったつもり」に過ぎないとも言えます。そして、その「わかったつもり」は橋本流に言えば、まだ、あるいは、また「わからない」状態であるのです。そうして永遠にグルグル回りながら螺旋状に登っていくんですよ。だって自分が書いたものですら、後で読むと「わからない」ことが出てくるんですから。
 ところで、最後の方にある、「試験問題を解いてみる」章は、教師として大変勉強になりましたねえ。センター試験の国語の問題などを、単なる正誤ではなく、本文との整合性という基準をもってして解き直していきます。教えつつモヤモヤしていたものが晴れました(全部ではありませんが)。
 とにかく、この本はとてもわかりやすく書かれています。それは筆者の善意によるものです。その善意に乗るもよし、ひねくれて対抗するもよし。私は読んでいる最中は前者だったんですけど、なんか今は後者だなあ。これは読者の悪意か…。
 PS この本には、今泉吉晴さんの文章「ムササビのすむ町」がサンプルとして出てきます。山梨県都留市の石船神社のお話です。この神社については来月おススメする予定です。ムササビ関係ではありませんけど。

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2005.12.15

祝!ハリウッド進出『北川景子』

kk31 いきなりナンパな話題で失礼します。いえいえ、とんでもない、まじめに応援します。ウチの家族、みんなファンですから。
 12日に「無名新人 ハリウッド映画に抜てき」というニュースがネットに流れました。へえ、無名新人って誰かな。男かな女かな、白人かな黒人かな…なんて考えながら読み始めたら、なんと「レイちゃん」じゃないですかあ!
ma11 私たち家族にとって、北川さんは「セーラーマーズ」。あの濃い5人の中でも、特に妖気…いやいや色気…いやいや異彩を放っていた彼女。美しい容貌(含む巫女姿)ももちろんではありますが、あの鬼気迫る演技に私たちすっかりやられてました。
 なんというか、ちょっと気合いが入りすぎているというか、たぶんとってもまじめな性格なのでしょう、痛々しいほどに一生懸命だったんですよね。それで、あの番組のあのキャラですから、申し訳ない、ちょっと笑ってしまいました。で、こちらのDVDでも、歌、演技、MC全てに全力投球。感動すらしてしまいました。
 もともとはあのセブンティーンの人気モデルさんだったとか。今でもいちおう本業はモデルさんなのかな。ここのところいくつかの日本映画に出演するというのは知っていましたが、まさかいきなりハリウッド、それも「ワイルドスピード」だとは。正直びっくり。セーラームーンでの存在感からして、これからドラマや映画に引っ張りだこになるだろうなとは思っていましたけどね。
yk41 カミさんとよく言ってたんですよ。現代版「由美かおる」だって。おっと失礼、由美かおるさん、バリバリ現役でした。すんません。でも、たしかにセーラーマーズが闘うシーンにお銀の姿がダブることたびたび。貴重な若者ですよ。たぶん、そういうちょっと古風な雰囲気があるんですよね。純日本的な。それがアメリカ人の目に留まったのでしょう。ロブ・コーエン監督もお目が高い。あっ、お二人とも兵庫県の出身なんだ。へえ。
 そう言えば、北川さん、東京の某M大学の学生さんなんですよね。そこの某学部と言えば、教え子が行ってるところだ!…だからなんなんだ?ま、とにかく由美かおるさんのような、偉大な女優さんになってもらいたいと思います。きっとなれます。静かに応援してますよ。

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2005.12.14

『プチクリ 好き=才能!』 岡田斗司夫 (幻冬舎)

pc1 久々に動かされた本。とりあえず私の言いたいことは、この本に全て書いてありました。私が日々教室で語っていたこと、いや語りたくてもうまく語れなかったことなのかもしれません、とにかく私の人生の中心にあることを、岡田先生が実に明快に、そして明朗に語ってくれました。
 これほど共振する私が、ある意味特別だということはわかります。しかし、これだ!というのは事実ですし、いろいろな先生の中に私のような人間がいても、生徒にとっては全く不利益にはならないでしょう。
 「プチクリ」…プチ・クリエイターということです。それが意味するところは…この本に書いてある通りなわけでして、皆さんに読んでいただきたいので、ここには詳しく書きません。ただ、こちらを御覧になると、その明るく前向きな姿が垣間見られることと思います。
 私はいちおう国語の先生でありながら、他にもいろいろと趣味がありまして、だいたい人からは呆れられるか、うらやましがられるかどちらか、というような人生を送ってきました。自分は好きでやっているわけで、いつかはプロになってやろう、なんて考えているわけではない。実際、いろいろな分野のプロの方とご一緒させていただくことも多くありますが、その度に「いいねえ、アマチュアは…」と言われてきました。「プロは好きなことできなくなるし、なんでもお金の計算になっちゃうんだよね」…本当に何度も聞いた言葉です。
 私は、そんな自分に、時に幸福感を感じたり、時に虚無感を感じたりしてきました。つまり、そんなある意味おいしい立場が心地良かったり、逆にプロになりきれない自分に情けなさを感じたりしてきたということです。どちらかというと後者でしょうか。もっと才能があればなあ、もっと努力ができればなあ。それでも、いろいろな人から(例えば生徒たちから)「なんか楽しそうでいいなあ」と言われることがあんまり多いので、まあこんな人生もいいか、と思うこともしばしば。いったい自分って…。
 こんな私の生き方に「プチクリ」という素敵な名前を与えてくれ、そして思いっきり肯定してくれたのが岡田斗司夫さんだったのです。プチクリが一番幸せな状態だったのですね。やっぱりね(笑)。本当に楽になりました。よし!プチクリを極めるぞ!
 岡田先生、冒頭でご自身のことを「人の才能を見抜き、やる気を出させる」才能の持ち主だとおっしゃっています。人の才能を見抜き、やる気を出させる…これは、まさに私の考える教師の仕事そのものです。勉強を教えるのが教師の仕事ではありません。生徒を自分が考える正しい人間に育てることが仕事…なんて間違っても言ってはいけない。先生がそんなに偉い人間であるわけがない。私もいろいろなところで言っているつもりですが、先生はプロデューサーであるべきだと思うのです。まさに「人の才能を見抜き、やる気を出させる」です。恩師大村はま先生は、まちがいなく名プロデューサーでした。どれほど私を開発してくれたことか。
 「プチクリ」という考え方の誕生、まさにタイムリーでしたね。インターネット、特にこのブログというメディアは、プチクリのためにあるようなものです。ネット上のクリエイティブな表現活動というのは、ある意味理想的な需給関係を作りだします。良ければ、面白ければ、興味深ければ見ます。そうでなければ通り過ぎます。基本的にはお金はからみません。いい意味で無責任に発信、受信できます。私自身も、このブログのおかげで、本当にプチクリ生活が充実しています。そして、どれほど多くの新しい縁が生まれたことでしょう。そして縁がセレンディピティーを生む。幸運をつかむ可能性が生まれるわけです。だから楽しいに決まっている。
 あっ、そうそう私も岡田さん提案の「才能埋蔵マップ」作ってみました。ものすごく膨大になってしまって、結局このブログの内容と同じになってしまったんですよ。ですから、私の完成版才能マップ、いや発展途上だな、とにかく今の自分のマップはこのブログです!もちろん生徒たちにも作らせてみました。みんな一生懸命楽しそうに作っていましたよ。もうその作業だけでも素晴らしい教育活動です。自分にはこんなに才能があるんだ!自信はやる気につながります。
axe3 最後に蛇足ではありますが、うちのカミさんのマップ、あんまり面白いので(変なので)ここにさらします。まあこれも確かに才能だよな…すごいわ。

Amazon プチクリ

岡田斗司夫のプチクリ日記

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2005.12.13

『トレンド情報』or『まちかど情報室』(NHKおはよう日本)

machikado 今朝なんか−12℃ですからねえ、早起きの私としては辛い季節がやってまいりました。さすがに4時起きは無理。それでも5時には必ず起きます。
 それで、朝はNHKハイビジョンを見ます。見ますというか、とりあえずニュースをチェックするためにつけっぱなしにしています。平日は4時半から「おはよう日本」ですね。で、私が毎日楽しみにしているコーナーが、5時台の「まちで見つけたトレンド情報」と6時台の「まちかど情報室」です。
 実は、この二つのコーナー、内容は全く一緒です。なのになぜか1時間たつと名前が変わる。演出もちょっと派手になる。不思議です。こんなこと知ってるのは、超早起きのご老人たちだけでしょうね。私の年代では珍しいのでは。人によっては遠距離通勤のため、5時に起きる人もいるでしょうけれど、そういう人でも、さすがに両方は見ないでしょうから。6時には電車の中ですね。
 さて、このコーナー、毎日とても興味深いモノやコトやヒトを取り上げます。よくぞ毎日ネタがあるなあ、という感じ。それもなかなかよく取材してあって感心させられます。どうやってトピックを決め、そして取材対象(だいたい一般人)を選ぶのでしょ