究極のまちがいさがし法(裸眼立体視式)
学校に月に一回高校生新聞というのが届くんです。なかなか面白い内容で、生徒のみならず私もよく読んでいます。
で、その中に「まちがいさがし」のコーナーがありまして、そう、いわゆる右の絵と左の絵とで違うところが7ヶ所あるから探せ、というやつですね。それを生徒はウンウンうなりながら、苦労してやってます。けっこう難しいんですよ。微妙な違いなんで。
私はですねえ、ほんの数秒でできちゃうんですよ。ある方法で。
皆さんは、そのような「まちがいさがし」をどのような方法でやってますか?まあ、ふつうは左の絵を見て、右の絵を見て、みたいに交互に見くらべてまちがいを探しますよね(ところで、右と左とどっちが正しくてどっちがまちがってるんだ…ま、いいか)。
私はこうやってます。例えば高校生新聞のやつの場合は、左目で左の絵を見て、右目で右の絵を見るんです。そして、その画像を中央で一致させる。裸眼立体視、よくある3Dの見方ですね。そうすると、左右の絵で矛盾しているところ、つまり探すべきまちがいの部分が、チラチラと揺らいで見える。向こうから「ここだよ」って教えてくれるんです。
原理はお解りになるでしょう。脳をだますのです。右の目と左の目は実は同じ実体を見ているのだと。しかし、そこに矛盾があるから脳が混乱する。それがチラチラになって見えるということです。
高校生新聞の場合は…と書いたのは、その左右の絵がちょうど両目の幅くらいの間隔で並んでいるからです。つまり立体視における平行法を応用したというわけです。もし、それらの絵のサイズがもっと大きかったりして、両目の幅を越えるようであれば、いわゆる交差法を用います。右目で左の絵を、左目で右の絵を見るわけですね。
私は立体視が大の得意です。こちらに紹介した写真集以外にもいろいろと立体写真本を持ってますし、自分でもけっこう撮りました。年賀状を自分の立体写真にしたこともあります。あれはたぶん、日本で最も長時間見つめられた年賀状でしょう。まあ、立体視に成功すると、新年早々私が飛び出してくるわけでして、最も迷惑な年賀状であったのかもしれませんが。
この前は、独眼流立体視についても紹介しました。あれは親父に教わったものですが、今回のまちがいさがし法は自分のオリジナルな発想です。とはいっても、同じような方法でやっている方もいらっしゃるでしょうけれど。
とにかくこんなふうに自分の脳をだまして遊ぶというのは、赤瀬川原平さんもおっしゃる通り、最も身近なリゾートなわけでして、みなさんもたまには安上がりな現実逃避をされてみてはいかがでしょう。
とりあえず上のまちがいさがしでお試しあれ。不思議な体験ができますよ。あっ、この画像はこちらからもらってきました。他にもたくさんあるのでパソコンとにらめっこしながら、リゾートしてみましょう。
また、このような発想の転換こそ、生徒たちに伝えたいことであります。はい。
あっそうそう、立体視を応用した遊びをもう一つ。例えば生徒の身分証明書なんかの顔写真を二つ並べて立体視しちゃうんですよ。もちろん違う人どうしのを。そうすると第三の人物が…。これは面白いですよ。
ついでに、街によくある証明写真、今はどうか知りませんが、昔は四つのレンズで撮影していましたので、あれも立派な立体写真になっていたんですよ。今はデジタル化してるからなあ。
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