卵かけご飯
今日の大仕事もなんとか無事に無難に終わりました。Keynoteのおかげです。うれしかったのは、聴衆の「内容良かったよ」という言葉ではなく、「珍しいねえ、先生でMacかい」という言葉でした(笑)。
で、こんな時は自分へのご褒美に最も好きな食べ物を食べましょう。納豆卵ご飯です。安上がりでいいっすね。しかし、世界一うまいもんと言ったらこれでしょう。納豆卵ご飯については、以前こちらでも語ってます。
さて、その納豆卵ご飯は正確に言えば「卵かけご飯」の1ヴァリエーションですよね。決して納豆ご飯の亜種ではない。で、その「卵かけご飯」のシンポジウムが先月28日から30日まで、島根県の雲南市で行われたの知ってます?詳しくは日本たまごかけごはんシンポジウム公式サイトを御覧下さい。なんでも、10月30日を「たまごかけごはんの日」と制定したとか。「卵かけご飯専用醤油おたまはん」を開発販売して有名になった雲南市が、調子に乗って開催したようです。いやいや、調子に乗って正解ですよ。こういうノリは大切ですし、半分シャレで半分マジメというスタンス、私は大好きです。
冗談抜きで日本を代表する味覚でしょう。卵の生食自体、世界的に珍しいですからね。トッピングや手順などにこだわるだけでも、相当深い世界が広がりますよね。そのへんについては、ウィキペディアが実に詳しくて面白い。検索してみてください。ここのスタンスもいいなあ。
さて、「卵かけご飯」と言えば、とっておきのネタがあるんです。あの夢のような出来事、鈴木孝夫大明神との一夜?での、大明神のお言葉の中にこんなのがありました。レアな生々しいお話ですよ。
「グロータース神父は、温かいご飯に生卵をかけてかきまぜて食べている時が一番幸せだって言ってましたよ」
グロータース神父、御存知ですか?ベルギー生まれの日本人と言ってもいいほどの親日家。言語学者としても大変重要なお仕事をされました。鈴木孝夫先生とは妙に気が合ったとか。たしかに、くさやを平気で食べて、銭湯に通い、サザエさんを全巻愛読しているくらいですから、それは日本人より日本人らしい。それは私も知っていましたが、まさか「卵かけご飯」が至福だとは。参りました。
そんな神父の、日本人への遺書とも言える「それでもやっぱり日本人になりたい」も読んでみたいなあ、などと思いましたね。しみじみ…。
Amazon それでもやっぱり日本人になりたい
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コメント
こんにちは!
今日夕方、テレビで、どこの局かわかりませんが、たまごかけご飯の特集をしてました。
シンポジウムも専用醤油も紹介されていました。
1日のうちに2回も、たまごかけご飯のことを目にするなんて、なんだか不思議です。
投稿: kobayashi | 2005.11.02 21:57
kobayashiさん、どうもです。
卵かけご飯はやっぱりすごい。
シンプルなだけに深いですね。
今度ウチで卵かけご飯パーティーでもしましょう!
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2005.11.03 05:15
お久しぶりです。。
卵かけご飯旨いですよね。
ちょっと半熟チックにしてやったヤツが好きです(電子レンジで20秒くらい白身が気持ち固まったくらいのもの。。)
と、多分、正面の先生には理解できない世界なんでしょうけれど。。(笑)
投稿: たこたよ | 2005.11.11 16:00
たこたよさん、どうも。
そう、半熟といういかにもデジタル的でない世界も深いものがありますね。
レンジのおかげで卵関係はいろいろと楽しめるようになりましたな。
正面の先生はそういうの理解できないんですか?(笑)
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2005.11.11 18:45