BSカラオケ塾
BSデジタルチューナーがぶっこわれました。あれは適度に熱を持つので、その上を寝床にしていたウチの猫の太い方が、チューナーもろともテレビの上から落下してしまったのです。どうもアンテナへの給電が止まってしまったらしい。
う〜ん、これはいたい。あの全体的な静けさを体験してしまうと、絶対に地上波には帰れません。しかたなく、久々にあのうるささを味わいました。でも、あんまり耳が痛いので、BSアナログにチャンネルを変えましたら、この番組が…。
ある意味この番組もうるさいのかな、と思ったのですが、けっこう面白かったのと、非常に勉強になりましたので、ついつい最後まで観て(聴いて)しまいました。
なんといっても、市川昭介先生ですなあ。静かでよろしい…いやいや、そうじゃなくて、先生の的確なカラオケ指導ですよ。なんか、とっても感心してしまいました。いちおう音楽を演奏する立場の私にとっては、なんか基本を思い出させてくれたというか。
歌詞とメロディーとハーモニーとリズムの有機的な関係を見つけ出し、そこに演奏家(歌手)自らがどう関わるべきか…演奏(歌唱)の意味であり醍醐味であります。テクニックを教えるというより、そのことに気づかせてくれる指導なんですよね。う〜ん、市川先生が菩薩に見えてきた。
ちなみに、カラオケ狂のカミさんですが、歌のことよりも、市川先生の指導内容が書道に通ずることに感動してました。なるほど。
今日のゲストは野口五郎と都はるみだったんですけど、野口五郎なんかかなり緊張していたように見えましたし、実際観客にもまれながらの歌唱という悪条件にも恵まれ(?)、いつもよりかなり下手になっちゃってました。苦笑気味に歌い終えた五郎の表情がとってもレアでしたね。
都はるみはいつも通りでしたね。彼女だけではありませんが、演歌って最後に音程をずり上げますよね。素人が真似すると最悪になるところです。今日の生徒さんもさすがにやってませんでした。わざと音程をずらすわけですからねえ、こういう音楽って世界的にもそうそうないらしい。下がるのはよくあるけれども、上げちゃうのは…。
この番組、最後に最高のオチが待っています。今日も笑えました。その日一番上達した人が「みるみる上達賞」みたいなのをもらえるんですが、副賞として番組のエンディングに、その生徒さんの歌と、その生徒さん主演のイメージビデオが流れるんです。これは毎回期待通り最上のギャグになります。企画の勝利ですなあ。さすがNHK。
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