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2005.11.06

追悼 本田美奈子(号泣)

B00069BOTG あまりに若すぎる!なんで脂の乗りきった今…。
 歌手の本田美奈子さんが6日未明、急性骨髄性白血病でお亡くなりになりました。本当に残念です。
 本当に「歌手」というにふさわしい活動を続けてこれらた本田さん。80年代を代表するアイドルの一人でありながら、抜群の歌唱力で、ロックやミュージカル、さらにはクラシックの世界にまで積極的に挑戦してきました。
 私の本田さんの思い出は、やはり1987年の2月か3月の静岡市民会館でのライヴでしょうか。これが最初で最後の生本田美奈子になったわけですが、正直完全にノックアウトでした。私はそれまで特にアイドル本田美奈子のファンというわけではありませんでした。歌はうまいなあ、程度の認識しかなかったのです。
 当時(大学4年生かな?)、たまたま家庭教師で面倒を見ていた(いっしょに遊んでいた?)少年が本田美奈子の大ファンでして、彼が高校に合格した(&同じ高校に私が就職することが決定した)お祝いと称して、彼女のコンサートに連れていってあげたんです。
 まあ、それなりに苦労してチケットを取ったりしたものですから、私も楽しんでこようとは思っていました。し、しかしコンサートが始まると、もう私はすっかり彼女の「歌」にぶっとばされてしまったのです。私にとってはアイドルのコンサートではなかった。少年を含め周りはしっかりアイドルファンしてましたけど。
 何しろ、ものすごいパワーなんです。あの華奢な体のどこからこんなエネルギーがしぼり出されるのか。まったく不思議でした。もちろん電気的に処理された音を聴いているわけですけれど、なんかモニターからではなく、ステージ中央の彼女の体からも声が聞こえてくるんです。これはたぶん錯覚ではなく、本当に地声が聞こえていたんだと思います。それほどの声量。
 もちろん、声量だけでなくテクニックも素晴らしかった。まったく瑕がないのは当然、特にバラードでの心に染み入るような歌には、はからずも涙すら出てしまいました。
 このように記憶をたどるだけでも、何かくやしいような気持ちになってしまいます。本当に残念で残念でしかたありません。もう、本当にご冥福をお祈りするしかない…それが残念です。

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» 本田美奈子さんの死に寄せて [洋琴庭]
芽吹き、新緑から緑が濃くなり、やがて色づき、その色も落ち、すべて枯れ落ちる、そんな木々に囲まれた生活を送っていると、人間の身体もまさに同じように生まれ熟し枯れてゆくものだ、という考えがそれこそ身体感覚レベルで感じられる。 そんなことは当たり前だと今までは.... [続きを読む]

受信: 2005.11.07 23:08

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