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2005.10.11

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 ティム・バートン監督作品

B0009QX4NU この前、絶句作『神様の愛い奴』をくれた後輩が、次に持ってきてくれたのはこれでした。彼もなかなか振幅大きいな。『神様の〜』はさすがに家族が眠っている早朝に観ましたけれど、こっちは堂々と子どもと観ましたよ。
 ティム・バートン監督は今さらながら世間で話題ですね。『チャーリーとチョコレート工場』や『コープスブライド』など佳作が目白押しです。私もティモシーの作品は基本的にみんな好きですけれど、一つ選べと言われれば、やっぱり『マーズ・アタック!』でしょう。これは文句なし、私のツボにはまりまくりです。彼の良さ全開ですね。
 彼独特の感性はどの作品でもフルに発揮されますが、その感性とはずばり「オタク」魂でしょう。しかし、ただのオタクではない。とんでもない創造性を持ったオタクです。オタクの方々はたいてい創造意欲は人一倍お持ちですが、創造力が追いつかないのがフツウです。しかし、オタクという受容と解釈と妄想の才能に長けた人に、創造の才能が加わると、こういうことになるわけですね。
  さて、彼がディズニーのアニメーター上がりだということを意識しながら、アニメのあまり得意ではなかった私は、この『ナイトメアー…』を観ないで来てしまった。ちょっと恥ずかしい事態です。
 で、ようやく鑑賞いたしました!う〜ん、いい。オタク魂も優れた創造性の手にかかるとファンタジーになる。妄想をここまで美しく止揚できるのは、まさに芸術の力。私に言わせると、彼は「モノノケ」に愛を感じるタイプ。モノノケを美しく、愛らしく、まるで子どもたちのように描くことができる。そうすると、実は単なるオタクではないということになるんですよね。何しろ、「モノノケ」の「悲哀」まで表現してしまうわけですから、それはまさに「もののあはれ」なのですよ。そういう意味では、ハリウッドで純日本的なことをやってるんですよね。なんか、江戸時代とかにいそうだな、こういう天才。ハリウッドじゃなくて江戸ウッドとか…(わかるかなこのオヤジギャグ)。

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