野村総研オタクレポート
昨日発表されたNRI(野村総研)のレポートは面白かった。昨年のオタクレポートもなかなか楽しかったのですが、今回のは、前回が好評だったせいか、スタッフの気合いの入り方が尋常ではありません。いや、気合いが入ってるんじゃないな。調子に乗ってるって感じかな。そこが実にかわいい。スタッフの写真がありましたが、なんかオタクたちがアキバやコミケだけで見せる、あの満面の笑みそのものでしたよ。ははは。
さて、今回はそんなわけで、ちょっと勇み足では、と思わせる考察も多々あります。そのへんについては、こちらやこちらで確認してみて下さい。なんか、もう考察自体がオタク的になっている。ある意味手段が目的化してしまっており、NRIよそれでいいのか?いやそれでいい!という、実に平和でお気楽なことになっています。
なんて、かく言うワタクシも自他共に認めるオタク研究家であります。たとえば、このブログ内を「オタク」で検索してみてください。けっこういろんなモノやコトやヒトを「オタク」と結びつけて解釈してますよね。他にも「おたく」という表現や「ヲタク」という表現もしていますからね。もっとありますよ。好きなんですよ「オタク」が。昨日の「ギター男」もとても興味深く見ましたし。オタクな生徒を人一倍愛しますしね。ははは。
で、今回、野村総研さんはオタクの再定義や再分類を試みています。なかなか面白い考察だと思いますよ。ちなみに私のオタク論は日本の伝統的文化に根ざしたものですから、ちょっと毛色が違いますね。何度も書いているように、「萌え」=「をかし」と取る発想です。「もの」の無常性を無視して、フェティッシュに愛情を注ぐのが「をかし」すなわち「萌え」だと考えています。「もの」の無常性にため息をつくのが「あはれ」ですね。「もののあはれ」。で、「をかし」=「萌え」に特化した嗜好と思考の持ち主が「オタク」であると。な〜んちゃってね。
で、自分はやっぱりオタクなのかな?って、NRIの分類を見てみると、ぜんぜん自分の居場所がないんですよね。たしかに私は「もののあはれ」派ですし。生徒にも言われますが、マニアではあるけどどうもオタクではないらしい。ちょっとうれしいような残念なような…。NRIのオタクな人たちが、ちとうらやましいのは事実です。
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