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2005.09.10

チェコの方々と合コン!?

cc778  本当に縁というのはおもしろいですね。人生は予想外のことがあるからすばらしい。
 今日は、どういうわけかチェコ・フィルのメンバーがウチに来まして、大いに盛り上がりました。いやあ、久々に呑みすぎた。
 もともとは仕事の延長みたいな気持ちだったんです。東京外大でチェコ語を勉強している教え子がなかなかネイティブと知りあう機会がないということを言っていたので、近所に出稼ぎ?に来ているチェコ人を紹介しようかなと考えて、知りあいに仲介をお願いして実現したのでした。
 彼らは河口湖の某美術館でカルテットの演奏をしております。数ヶ月ごとに入れ替わり立ち替わり本国からこちらに4人ずつやってくるそうで、今回会った皆さんは、2ヶ月半ほど日本に滞在し、来週の金曜日に帰国するということでした。
 まずは地ビールレストランでご対面。チェコ組はカルテットですから4人。男2人、女2人。日本組は教え子と仲介してくれた方の家族とウチの家族の計9名。なぜか皆さん英語が堪能なので、会話はほとんど英語です。妙なのは日本人どうしでも英語で会話しちゃうこと。まあ、その方がチェコの方にもしゃべってる内容が分かるからいいか。普段は英語アレルギーを示している私も、やっぱりこういう時は、イングリック(鈴木孝夫提唱)は必要だなと感じます。
 時々チェコ語講座なんかがありまして、いろいろな単語などを教えてもらったのですが、う〜む発音が難しい。教え子によれば、文法はもっと面倒くさいらしい。で、ほかにも、チェコの文化事情やら歴史やら育児事情やらをたくさん語っていただきまして、ホント勉強になりました。ヨーロッパの中央に位置したために、西から東からいろいろな影響(良くも悪くも)を受け大変だった、そして今も大変なんですね。でも、そういう中で逆にアイデンティティーが強化されたと。それを強く感じました。非常に愛国心が強い。誇り高い。
 日本って、ホント特殊ですね。アイソレーティッドなんですよ。まさにアイランド。これも良し悪しか。
 さあ、その後レストランからウチに来てもらいました。ヴィオラの方はチェコ・フィルの公演も含めて、今回が6回目の日本だそうですが、こうして一般家庭に招かれるのは初めてということで、大変喜んでおられました。こちらも嬉しいですね。で、ウチでは日本酒なんかを呑んでワイワイやったのですが、何しろ愉快だったのは、私の楽器コレクションに興味を持ってくれたことでしょう。ははは。
 まあ、バロック・ヴァイオリンはまともなものですから恥ずかしくありません。しかし、その他は…。2万円のヴァイオリンにヴィオラ、3万円のチェロ。2万円の三味線に、もらった(借りッぱなしの)お琴と尺八。5千円で譲ってもらったツィター…。皆さん、苦笑しながらも、写真を撮ったり、実際手にして弾いてくれたり。ちょっとセクシーなチェロの方が、私の3万円チェロでバッハの無伴奏を!な、なんという幸せな私…いや、私のチェロ!あっ、ちなみに上の写真、一番左はチェコ人じゃありません。私です。
 ホントいい人ばかりでした。なんかチェコ行きたくなっちゃった。そして、チェコ・フィルも生で聴きたい。ああ、このような素晴らしい縁に感謝感謝。なんか楽しいなあ人生。やめられませんな。

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