MISO(富士学苑高校ジャズバンド部)
今日は、ちょっと手前ミソになりますが、すばらしいミソをおススメさせていただきます。
本日、私の勤める学校のジャズバンド部の第3回リサイタルがありました。MISOというのはそのバンドの略称です。正式名称は、えっと、Moon Inlet Sounds Orchestraかな。サウンズ・オーケストラはいいとして、ムーン・インレットというのは、月の入り江ということでして、これは本校の母体である月江寺に由来しています。ムーン・リバーかなと思っていたんですけれど、どうも禅的出典からすると、インレットが正しいらしい。
それでですねえ、そのリサイタルが本当に素晴らしかったんです。3年前に、中学生のジャズバンドの指導で定評のあった先生を招いて創られたこの部。たった3年でここまで成長するとは、本当に感動ものです。高校生というのは多感だし、吸収力はものすごいし、それは分かります。自分も高校の部活動1年間でヴァイオリンをマスターしましたからね。でも、あのレベルでのリサイタルを可能にするのは、やはり指導者の指導力あってのものでしょう。
私から見ると、彼らは立て続けに訪れる本番によって鍛えられているように見えます。年間50近いステージをこなしているのです。音楽では、やはり本番の経験がものを言います。そういう場をあれだけ用意できることも、O先生の素晴らしい才能です。特にジャズは一人で練習してどうのという世界ではありません。それこそ全体のスウィング感やアドリブのセンスは、本番でのみ磨かれるものでしょう。そういう意味で、あの鍛え方は感心します。本番ならではの達成感や反省が生徒を成長させる。
今日のリサイタルで、3年生、つまり実質的な一期生は引退です。いろいろな事情を知る立場として、本当に胸に迫るものがありました。スウィングガールズなんか…。よく頑張ったな。
実は、こんな感動的なリサイタルを経験していながら、家に着いた私はものすごく落ち込んでしまいました。今日の昼は、自分のバロック・バンドの集中練習があったのですが、あまりの自分のふがいなさが、高校生達の輝きによって、より鮮明に照射されてしまったのです。泣きたいくらいの気持ちになりました。
でも!ここで落ち込んでいてはダメです!よっしゃあ〜。自分も高校の時のあのパワーを取り戻して、頑張って練習するぞ!
つまり、練習しないでごまかすことを覚えていたわけです。それが大人になるということなんでしょうけれど、やっぱりたまにはそういうのがイヤになります。いやいや、イヤになるのが正常なんですよね。そんなことを気づかせてくれたMISOの諸君に感謝しよう。本当にありがとう。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- AIで創る「新しいバロック音楽」(2025.05.14)
- 古文訳J-POP(有隣堂しか知らない世界)(2025.05.12)
- 『砂の小舟』 丹波哲郎 監督作品(2025.05.08)
- 『Baby, I Love You』by Suno AI v4.5(2025.05.07)
- 『Tokyo Jazz』by Suno AI v4.5(2025.05.04)
「教育」カテゴリの記事
- 古文訳J-POP(有隣堂しか知らない世界)(2025.05.12)
- 『だっこがしたい足くん』 そうた (Clover出版)(2025.04.29)
- 追悼 大宮エリーさん(2025.04.28)
- 国語便覧(第一学習社)(2025.04.25)
- ホワイト社会?(2025.04.22)
この記事へのコメントは終了しました。

コメント