『入門の金融 デリバティブのしくみ』 三宅輝幸 (日本実業出版社)
今日の感動は、『最後の弾丸』なんですが、これは昨年おススメしていますので、こちらを紹介しておきます。
先日の会計学に続き、ちょっとお金の勉強をしてみました。お金ってものすごく身近で、根本的な価値や意味はあんまり変わらない存在なんですけど、それが流通するシステムの方は本当に日進月歩。そう、工学的に進歩していくんですよね。だから、昔習ったお金もうけ学では、今や全く通用しない。
ウチの父親は、いちおうお札を発行している某中央銀行に勤めていたんですけど、それでも、やはり最近の(退職後の)金融事情はよく分からないと申しております。それで、この本を読んだそうで、私にもコピーが回ってきました。なかなか分かりやすかったとのこと。
私も、副業?で現社やら政経を教えていますので、このへんについても少しは分かっておかないと。ちなみに、高校ではデリバティブは名前くらいで、細かな内容までは踏み込みません。それでも、全然分かっていないことを教えるというのもなんですからね。
だいたい、デリバティブがderive(派生)からderive(派生)していたとは。それすら知らなかったんだから重症だ。で、この本はこんな重症者でもなんとか立ち直れるよう、やさしくやさしく、実例や図を使って説明してくれています。今日の段階では、いちおうスワップ・オプション・先物それぞれ説明できそうです。明日は分かりませんが。なにしろ、自分とはほとんど関係のない世界ですからね。おもしろいけれど、実感がない。
それにしても、こういうシステムを工学的に開発し、そして商品化するのは、どこの誰なんでしょう。どういう人たちがそういう役目を担っているのか、ぜ〜ぜん分かりません。なんかゲームの開発みたいな印象を持ってしまいます。近いんじゃないですか、実は。
その点、先物の発祥が、江戸時代の大坂堂島だというのは、なんか楽しい事実ですね。大坂商人って最先端を突っ走っていたわけです。お金に対する執着が世界的に突出していたんでしょうね。それに加えて、そういうシステム(ゲーム)を開発することに喜びを感じていた(人がいた)と。
さて、こうしたデリバティブがリスク回避のために生まれたにもかかわらず、実際にはハイリスクなしろものであるというのが面白いですね。さおだけ屋の本でも、会計学に人生を感じたわけですけれど、こちら、金融もかなりドロドロしてますね。お金に限らず、私たちはいろいろな「価値」をたくさん得て、少しだけ失うよう、各種デリバティブ的行為をしていますね。もともと、人生自体が完全には予測不能なものなのですから、当然です。
これを読んでいて、なんとなく思ったんですよね。結局は、人生の選択肢は二つしかないんじゃないか。ハイリスクかローリスクか。しかし、方法は選べても、結果はその時は選べない。つまり、結果としてハイリターンになるかローリターンになるかは最後まで分かりません。で、その方法と結果の組み合わせの内、どれが一番得かは言わずもがな。だから当然私はローリスクを選びます。これは基本でしょう、人生の。夢がないんじゃなくて、夢が壮大なんですよ。ははは。
今度は株の勉強してみます。
Amazon デリバティブのしくみ
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