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2005.08.18

『都留音楽祭初日』

turu1 さあ、今日から都留音楽祭です。もう20回目ですか。感慨深いですね。
 思えば私が都留の学生だった時、突如として古楽の祭典が始まったのでした。古楽とは縁遠いと思っていた片田舎の大学を舞台に、まさかこんな素晴らしい音楽祭が行なわれるとは、夢にも思いませんでした。なんとなく大学でくすぶっていた私も、ようやく心から「第一志望落ちて良かった!」と言えるようになったわけです。ホントに不思議な縁ですね。
 それから19年ですよ。私も皆さんも19も歳を重ねたわけです。もちろん、音楽祭自体も。準備期間も入れれば、数えではたち。何事も20年続くと、ホンモノになります。一人前。成人ですからね。その間、いろいろと大変なこともありましたし、変化もしてきました。しかし、やはりここまで続いたのは、皆さんの変わらぬ音楽への愛情と、古楽界ならではの家族的な温かさあってのことと思います。スタッフとして本当に皆さんに感謝いたします。
 さて、そんな記念すべき今年の音楽祭の初日。先生方との立ち話が楽しかった。
 中村忠先生と岡田龍之介先生とは、プロレス談義で盛り上がりました。新団体(愛好会)立ち上げようか、なんて。いつも書いてるように、音楽とプロレスってかなり共通点があるんですよね。演奏者の立場からすると、プロレスに学ぶ点が多々ある。
 つのだたかしさんとは、例のBSふれあいホールの裏話というか、長谷川きよしさんの素晴らしさ天才ぶりを直接うかがい、ただただうならされるだけ。ホントすごい人なんですね。波多野睦美さんもBSの収録秘話など話してくれました。
 渡辺慶子さんとは天体観測の話、吉沢実さんとは宴会の件…てな具合で、みなさんと古楽以外の話ができるのは、長年スタッフとしてやってきた、それこそ役得でしょう。ありがたや20年の年月。ま、そんなアットホームな雰囲気がこの音楽祭の良い所ですし、狭い古楽界の良さでもありましょう。
 さて、そんな先生方によるオープニング・コンサート、なかなか充実のプログラムでした。特に、中村さんのトラヴェルソによるバッハの管弦楽組曲第2番は素晴らしかった。完璧。あと、Tベアードさんと浜中さんのダンス。バロックの演劇性がホントによくわかりました。これだ!という感じ。
 しかし、明日からは研修やら法事やら仕事やらでお休みしなくてはなりません。21日、つまり宴会(クロージング・パーティー)の日だけ参加です。残念ですなあ。
 
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コメント

今年こそは行ってみようと思っていましたが、行けないようです。この時期になってみるとやはり夜営業があり休みがとりにくく、また女房が富士登山の仕事をはじめたので休日は子守です。来年こそは転職でもしていってみたいと思います。

投稿: 龍川順 | 2005.08.19 23:59

龍川さん、おはようございます。
忙しそうですね。
今年も大充実の音楽祭でしたよ。特に昨夜のパーティーは…。
ぜひ一度体験してみて下さい。
とはいえ、体験=転職ということですか…。
みなさん、お盆の後で5日の休暇を取るのは大変なようです。
それでも毎年いらっしゃる方が多いのには感服しきりです。
まあ、その前にまたゆっくり呑みながらお話ししましょう。
では、お体に気をつけて。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2005.08.22 09:09

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