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2005.07.30

富士桜神社例祭(?)

nnm21 今日は私が住んでいる別荘地のお祭りがありました。別荘地のお祭りというのも変ですが、まあ簡単に言えば、お祭りをするために神社を一つ造ってしまったということです。日本の神社の多くはこんなふうに必要だから造ったタイプ。日本人の御都合主義、御利益信仰を裏付けます。これはやはり宗教ではないですな。何度も言っているようにそこがいいところです。まあ、唯一戦争に利用されたのが汚点ですけれど。あれも国家神道という国家の御都合主義、御利益信仰だったんですね。やっぱり戦争が原理主義を産むのか。原理主義が戦争を起こすんじゃなくて。
 それはそれとして、別荘地の神社ってどんな御利益があるかといいますと、ゴルフが上手になるんだそうです(笑)。
 さて、今日はそのありがたい神社の例祭に行ってきたわけですけど、そこに集うのは、ほとんどが都会から避暑に来ているお金持ちのみなさん。そのわりにはお祭り自体は例年通り実にチープな雰囲気。そこがまたいい味を醸しています。だいたい、別荘地なんてコミュニティーとして成立していないわけでして、というか、コミュニティーのわずらわしさから逃げ出して来ている人々がこのお祭りに参集しているわけでして、そりゃあ連帯感というか盛り上げようという意識はありませぬ。子どもお神輿がねりあるいても、誰もワッショイの掛け声をあげない。しかたがないので、ウチと御近所のファミリーだけが大声を奉納しました。恥ずかしかったけど、御利益があることを信じましょう。
 そんなある意味さめた氏子集団が唯一盛り上がったのが、ビンゴ大会。お米やら自転車やら電化製品やらが当たります。おいおい、そんなの皆さんのウチにいくらでも転がってるだろ。そんな安物もらってどうすんの?しかし、それはやはり貧乏人の発想。やっぱりタダでもらえるモノにあのくらい執着してないと金持ちになれませんよ。私なんか、無料の樽酒をガブガブ呑んでるうちに、途中で番号を聞きのがしたりして、結局途中でやめちゃいました。これじゃあダメですね。
 あと、子どもを中心に盛り上がったのは、大道芸人が出てきたときです。彼の名前をちょっと失念してしまったのですが、ソニーのハンディカムのCMに出ていたオランダ人です。彼の芸はたしかに見事だった。いわゆる「場」を作り上げる能力の素晴らしさ。練習の賜物である確かな技術と、入念にねられたネタ、そして観客を巻き込むアドリブ力。ああ、これぞエンターテイナー。まさに人と人の間(エンター)をつなぐ(テイン)存在。かっこいいなあ。老若男女、金持ち貧乏人問わず、みんなひきこまれてました。教師としても、音楽をやる者としても学ぶべき点がありました。
 しかし、なんといっても貧乏人は、件の樽酒が良かったなあ。ちょっと呑みすぎちゃいましたが、祭りというハレ(非日常)に私をいざなってくれました。ああうまかった。

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