飛騨高山〜いろいろと
研修旅行という学校行事で岐阜に来ています。メインのイベントは明日の正眼寺参拝です。今日は、高山市内の観光。まずは、高山のいわゆる古い街並みを散策いたしました。ちょうど我楽多市が開催されており、なかなか興味深いモノモノが陳列されておりました。もう少し時間と金があれば、ゆっくり物色してみたいものですな。仕事中なので今一つ渉猟モードにならん。妖しいモノけっこうあったので少し残念。やっぱりこういう所は一人で行かなくちゃ。
いつもは食べない昼食でありますが、さすがにこういう所に来たからには、ご当地のものをいただかなくては。2年前に来た時には高山ラーメンと飛騨牛をいただきました。今年はいちおう低カロリーを目指して、豆腐料理屋で「湯葉定食」を。かなり美味でありました。湯葉もあれだけ食べると腹いっぱいになる。
さて、そのあと、飛騨民俗村を見学。前近代の日本人の住まいなどが再現されています。生徒は正直つまらなそうでしたが、私は結構好きですね、こういうの。まあ、ある意味テーマパークであり、人工的とも言えますけれど、雰囲気は味わえる。学術的にも勉強になるでしょうね。生徒が、ああこういう所に住みたい、って言ってましたけど、イメージと現実は違うんだよなあ。厳しい…らしい。私も体験したわけではありませんが。
あと、民俗村の目の前にそびえる、民俗村とは実に対照的な建造物。某宗教団体の本部ですね。ここの教団とは私は因縁が深い。敵になったり味方になったり、幹部としてスカウトされたり(笑)。何も知らない生徒たちは、バーミヤンの総本部だと思ったようです。うん、たしかに、桃みたいにも見える…(写真略)。
最後の見学先は、「飛騨高山まつりの森」。これはなかなかキッチュです(失礼)。お金をかけてますねえ。簡単に言うと、山をくりぬいて洞窟を作り、その中に祭の山車やらなにやらを展示する、という謎の施設です。洞窟が文化財保存にふさわしいということはよくわかります。だからと言って、あの中で世界一の太鼓を叩かなくてもいいでしょう。あの閉ざされた空間、残響時間5秒以上と思われる空間で、あの大音響はずるいでしょう。それはビックリしますよ。非日常です。でも、それが「まつり」かどうかは別問題。ある意味乱暴な発想ですね。
さて、そんな中で、少し日常、というか現実に返ってしまったのは、この絵馬。いや、洞窟内に白龍大明神があって、水晶パワーで願い事が叶う、ってこと自体はかなりうさんくさい(思った通り、水晶屋さんは山梨の甲府の方でした…いったいどういう縁であの洞窟内に住んでいるのか)。で、そこにいろいろな絵馬がかかっているのですが、そのうちの一枚。見て下さい。「台湾独立 建国成功」と書いてあって、その上からでっかい×が…。
最近、台湾や中国からの旅行客が急増しています。こんな所にまで来て、何やってんだか。すぐ下に見える「ステキな彼氏ができますよ〜に」が、すばらしく平和に見えました。
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