フィアット パンダ (2)
フィアット・パンダが我が家にやってきて、そろそろ1ヶ月。ふだん家内が使っているので、なかなか私は乗る機会がありません。今日ひさびさに私の運転でドライブしてきました。そこで、今日は走りのインプレッションを報告いたしたいと思います。
まず結論。非常に私好みです。あくまで私好みというだけですよ。一般の方には、どうなんでしょう。
エンジンは以前も書いた通り、とんでもなく古い設計の、何の変哲もない…いや今どきこんなシンプルな古典的エンジンないな、軽トラでもDOHCがあたりまえですから…SOHC8バルブ1200CCエンジンです。軽自動車より低スペックです。こういうエンジン、私も久々に体験しました。
それがいいんですよ。低回転で安定したトルクを発生しますから、街乗りでは充分な力強さです。最近高回転型のエンジン搭載の車に乗ることが多かったので、これは逆に新鮮でした。全くクセがなく素直。そして静かです。
ここでことわっておきますが、私は昔から異常に燃費にこだわる傾向があります。エンジンぶん回して極限に挑戦するというような運転には、あまり興味を持ってきませんでした。どちらかというと、どれだけケチケチ走るか、ということにこだわってきました。
パンダの前に乗っていたプントは、DOHC1200CCエンジンに富士重工製のCVTの組み合わせで、街(と言ってもここは山?)乗りで15km/l、長距離(富士山から秋田まで)だと20km/lを超えてきました(低燃費エコモード)。
では今度のパンダはどうでしょう。エンジンの特性もちょっと違いますし、ミッションはデュアロジック(オートモード付き5足マニュアル)です。こちらでも、私はエコモードでゆっくり走っています。かなり早いタイミングでシフトアップしていきますね。いいですぞ。5足へのアップだけは機械のタイミングより早めに手でやってやります。で、結果は、街(山)乗りで17km/l、長距離(富士山と静岡市を一般道で往復)で19km/lという具合でした。まあ充分でしょう。軽自動車よりは走ります。合格。
ちなみにデュアロジックのシフトチェンジのショックは、まあ許せる程度です。マニュアル車のシフトショックと同じくらいでしょうか。ただ、慣れるまでは、いつそのショックがら来るかわからないため、ちょっとギクシャクした感覚がありました。マニュアルモードでは、それこそマニュアル車と全く同じ感覚で運転できます。でも、私だけでしょうかねえ、シフトレバーを進行方向に倒すとシフトダウン、手前に引くとシフトアップ、という感覚を持っているのは。実際は逆なんです。で、よく間違えます(笑)。プントでもそうでした。まだ慣れない。あと、シフトレバーが非常に高い位置にあるので、すぐ左手がかったるくなります。よって基本的にはオートモードで走ることが多くなりますね。(明日につづく)
| 固定リンク
「もの」カテゴリの記事
- クリエイターとその愉快な仲間たち 大平貴之(2024.06.24)
- ヴィオロンチェロ・ピッコロ(2024.06.13)
- スズキ歴史館(2024.06.12)
- キヤE195系(ロングレール運搬用)(2024.06.10)
- 「こだま」は最速?(2024.05.30)
コメント
こんばんは。
私、このたびfiat pandaとこれから少なくとも数年・・ひょっとすると十数年共にすることになるものです。
ここにかこうと思った理由はデュアロジックのその感覚はぜんぜんおかしくない、ってことを言いたいからなのです。
今のフィアット車は手前が+(シフトアップ)となりました。
これは大人気のフォルクスワーゲンup!を含めおそらく主流の逆かと思われます。
どうして貴殿が手前+(アップ)を自然に感じられたのかはなんとなく想像できますが、要するに・・・。
・加速をするときはGが後ろにかかる
ってことなんだと思います。減速も一緒で、マニュアルモードで峠道を走っていたとしてヘアピンでどうするかというと・・・
減速します。2ペダルマニュアルなら手前に引いてシフトダウン。
シーケンシャルで前か後ろかの2択だとすすれば減速は前だろう、ってことになるわけです。
そういう意味で貴殿の感覚はごく自然だってことを言いたいわけであります。
(ところで・・私、チェンバロを習っていたことがありまして・・・
それについてはまた改めて書きます)
投稿: ぽんた | 2013.03.06 23:29