フィアット パンダ (3)
(昨日からのつづき)
足回りですが、ボディが軽いこともあって、かなりトコトコ?した感じです。懐かしい感じですね。カーブではかなりのアンダーステア。ロールも大きく、しっかりスピードダウンしないといけない。まあ、安全運転せよ、ということですからいいか。
実はタイヤは代えてもらったんですよ。もともとは、155/80R13という信じられないようなタイヤを履いていました。試乗した感じは悪くなかったのですが、見た目にもどうにも不安な感じでしたので、ディーラーさんのススメもあって、純正(と言ってもプント用)のアバルト15インチホイールにピレリーのP6000を履かせました(185/55R15)。これはギャグですよ。パンダに真っ赤なサソリのホイールも笑えますが、やはり冷静に考えて大仰すぎる。見た目的にもかなり個性的になっちゃいました。まあいいか、変だから。
しかし、そのおかげで走りは見違えるほど…かと思うと、全然そんなことなくて、とりあえずフツウです。燃費は悪くなってるんじゃないのかな。とにかく子どもが大人用の靴を履いて走り回ってる感じ。かわいいですよ。
というわけでして、走り全体としては非常に昔っぽいですね。懐かしい。具体的に言うと、私が最初に所有したあの名車に近い感じがします。私はその車がホントに大好きでした。今でも乗りたいと思います。それは、日本製パンダとも言われた(言われてないか)スズキの初代アルトです!あの車の感じにものすごく近い。いろいろな意味で。
道具感とでも言うのかなあ。その後の日本車が避け続けてきた裸の車、車の裸の姿というものが、このパンダにはあるような気がします。ある意味本当の走り。かっこうつけず、ごまかさず、フォローせず。私は、こういう車と一体になって走るのが大好きなんです。自分が走ってる感じ。自分でかっこうつけて、ごまかして、フォローして走る。それが車を運転する楽しみだと思うのです。そういう意味で、このパンダは見事に私好みのようです。
あっ、そうそう。車の保険屋さんのオバさんが、いろいろと手続きがあってウチに来たのですが、最初から最後まで完全に軽自動車だと思ってました。書類書きながらも気づかないんだから、そうとうに軽自動車然としているんですね。たしかにほとんど軽のサイズだし。チープさも確かに軽だ。しかし、明らかに現在の日本の軽とは一線を画する何かがありますよ。そこに気づいて、そこを愛せる人だけが乗るべき車なのかもしれません。
また、近いうちに走り以外のことを報告できると思います。
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