『英語はいらない!?』 鈴木孝夫 (PHP新書)
今日は5/18で後鳥羽上皇の日…てのは冗談。生徒は本気にしてましたけど。実際は「ことば」の日です。ちょっと無理がありますが、こういった語呂合わせは日本語に独特の文化の一つです。
さて、その「ことば」の日にちなみまして、以前読んだこの本を、早朝から読み返してみました。気になることがあったからです。
近ごろ、ウチのカミさんが、子どもに英語を教えるようになりました。自分の子どもにではなく、他人の子どもにです。けっこう色々なところでお呼びがかかっているらしく、教材づくりに一生懸命です。
まあ、それ自体、つまりカミさんが英語を教えることは、そんなに問題ではありません。ただ、なんでそんなに需要があるのか。これは問題です。
カミさんの話によると、子どもは遊び気分でやっているので健全ですが、親の姿勢はかなり不健全だそうです。不健全ということは、つまり病気だと。英語コンプレックスという病気が親たちに蔓延していると。
この病気は、けっこう昔からありますねえ。私も軽症ですがかかったことがあります。結局、病は気から、ということで、開き直ったら治っちゃいました。
ちなみに私は英語は基本的に得意ではありません。まあ、修学旅行でオーストラリアへ行ったり、ご近所のフランス人と飲み会で会話したりするくらいなら、なんとかパワーイングリッシュできりぬけられます。
特に勉強しているわけではありませんけれど、必要なものは必要な程度、経験的に身に付きます。恥をかき捨ててるうちに。つまりこの程度でもちゃんと通じるじゃん、という自信。
そして、とても強く感じるのは、中学までの文法力と、大学受験の単語力がいかに重要かということです。そして、あとは内容です。これは日本語の力です。国語力そのものです。そこは鍛えてますから。それがあれば恥をかく勇気もわく。
で、この本では、国際的な右派?である鈴木孝夫大先生が、件の物の怪(病気)を退散させるべく、言霊を駆使して、過激に、しかしユーモアたっぷりに、加持祈祷を行なっております。
これは効きますねえ。霊験あらたか。8カ国語(だったかな)をマスターしたマスターが「英語(イングリッシュ)はいらない!」、けれど「英語(イングリック)」はいらない?=ご入り用ならお使いになるとよろしいですよ」とおっしゃる。なるほど〜、それなら自分には「英語(イングリッシュもイングリックも)はいらない!」…使うことないもんなあ…まあ、使う時が来たらイングリックの方を少々…その瞬間病気は完治します。
いるなら、必要な英語を勉強すればよい。それより、日本語を国際化させることにエネルギーを注ぐべきだ。その通りです。全く賛成です。
全ての親がこの本を読んで、自分の子どもに、今英語を習わせるべきなのか、真剣に考えてほしいと思います。ほかに学ぶことがあるのでは?あくまで本人の意志で、そして趣味程度にやるなら全然構いませんよ。音楽なんかと一緒です。
ちょっと前に、韓国での英語教育事情を扱ったドキュメンタリー番組を見ました。これはひどかった。なんにでも熱くなるお国柄ではありますが、いかんせん痛すぎでした。熱病に冒されてますよ。ああはならないように、ウチのカミさんには、親への教育もお願いしたいものです。
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