究極の春の味覚「桜えびの天ぷら」ほか
先週末に続き、今日も春の味覚を楽しみました。う〜ん、幸せ。
今日は久々に静岡の実家から父親が来ました。この季節の手土産は、定番「桜えび」です。海の幸としては、私の最も好きなモノ。静岡市からこちら鳴沢村に来る途中に、桜えびの産地由比があります。そこで、とりたての生桜えびを買ってきてくれました。
桜えびは今でこそメジャーな存在になっていますが、本来は駿河湾の特定の海域にしか生息しない、たいへんレアなエビです。静岡でも明治時代までは、その存在すら知られていなかったとか。今では、和食のみならず、洋食のレシピにも登場するほどメジャーになりましたね。
しかし、だいたい静岡以外で流通しているのは、いわゆる天日干しにしたヤツでして、生でそのままいただけるのは、静岡だけでしょう。父が買ってきてくれたものも生食用でしたが、今日はぜいたくにもソイツを天ぷらにしていただいちゃいました。
カップリングに登場いただいたのは、先週に続き「ふきのとう」です。まさに海の幸と山の幸の競演。世界最高の贅沢でしょう。
ふきのとうは先週練習したので、まあまあ上手に揚がりました。で、続いて桜えびの天ぷらに初挑戦しようとしたら、カミさんが「これは私にやらせて」と言います。なんでも生桜えびをかき揚げにするのに秘策があるらしい。たしかに、いわゆるかき揚げブロックにするには、なんからのつなぎが必要なような気もします。というわけで、一任しました。しかし、私も一言「本来生食用なんだし、ぜったい揚げすぎないでくれ」…。
さて、結果としては大成功。たしかに今までで一番上手に揚がっています。衣サクサク、中プリッ。父親と呑み始めちゃっていた私は、結局カミさんの秘策を盗むことができませんでした。
それにしても、この香ばしさはいったい何なんでしょう。姿形、色合いも含めて、芸術的な食材ですなあ。今日は正直、海の勝ちです。山敗れたり。父は山にもご満悦でした。そういうものでしょう。
さて、その他は実にシンプルです。上の写真は小さくて見にくいと思いますが、手前左がこの前おススメした納豆汁。秋田のワラビと謎のキノコ、豆腐に油揚げが入っています。右がチャル釜で炊いたカミさんの実家製あきたこまち。上にちょこんと乗っているのは、ふきのとう味噌です。あれっ、左右逆だな。まあ、いいや。で、左後が秋田のお酒、美酒爛漫の本醸造「原酒湯沢」です。秋田のお酒はお酒らしく甘いのが普通ですが、これは原酒にしては比較的サラッとしており、天ぷらの味を損なうことがありませんでした。
と、今日の夕飯はこんな具合。静岡と山梨と秋田の味覚によるコラボレーション。すぐれたプレイヤーによる競演でしたが、お互いの持ち味を活かしあいながら、絶妙のハーモニーを生んでくれました。
何度も言います。日本人でよかったなあ。やっぱり選ばれし民族ですよ。世界中がこんな具合に満たされていたら、争いや憎しみは生まれないでしょうね。宗教もいらないや。自然が神です。人が神です。ありがたや、ありがたや。
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