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2005.03.01

Werner Icking Music Archive (無料楽譜サイト)

note4451 2月15日におススメした「3万円チェロ」。私はすっかり気に入ってしまい、朝5時から練習しちゃったりして、けっこう近所、いや家族迷惑かもしれません。しかし、ヴァイオリンがキーキーうるさいのに比べ、チェロの深い音は意外に好評で、私もやりたいという人が続出しております。教えてくれと言われても、何しろまだ始めて2週間ですからね。なんとか1年間でマスターしたいところです。
 てなわけで、どういう風の吹き回しか、珍しく一生懸命練習してます。とは言っても、私のことです。教本など使ってまじめに地道に練習するわけはありません。いきなり実践(実戦)です。平原綾香の「明日」はもう500人の前で弾いちゃいましたよね(2月18日参照)。
 次なる実戦は、死ぬまでにどうしても弾きたかったコレルリの通奏低音です。昨年9月21日におススメしたマンゼとエガーによるCDを引っ張り出してきます。この演奏は珍しくチェロが入っていません。ですから、そこを私が弾くわけです。ハハハ、全くやることが大胆なんだから。いやいや、なかなか気持ちいいですよ。全然弾けてませんが。やってるうちにだんだん音程も取れるようになるし、右手もコツがつかめてくる。あと楽譜の読み方。ヘ音記号は苦手でしたから。
 で、その他の楽譜もいろいろ出してきて、通奏低音パートを弾いてみます。気持ちいいですなあ。今まで何やってたんだろ。ヴァイオリンはメロディーを歌う楽しみがあります。ヴィオラは和音を作る楽しみがあります。しかし、この支える快感にはとてもかないません。
 そして、とうとう(ってまだ2週間しか経ってないんですが)究極の楽曲への挑戦を決意しました。チェロの聖書、バッハの無伴奏チェロ組曲です!(アホか?なんて言わないで下さい…でもバッハさんごめんなさい)
 というわけで(ってどういわけだ?)まず楽譜を手に入れなければ。けっこう高いんですよね。どうせじゃ余計なこと書いてない原典版がいいなあ。しかし、そんなものこの田舎で売ってるわけありません。そこで、いつもの手段、インターネットです。
 そうしたら、ありました、ありました。原典版で全曲、無料でダウンロード。60ページ印刷して、ダイソーの100円クリアファイルに入れたら、はい出来上がり!なんということでしょう。素晴らしすぎます。
 見つけたのは「Werner Icking Music Archive」というサイトです。どうも版権の切れた楽譜を公開しているらしい。ぜんぜん合法ですね。たしかに古典作品に著作権なんてないわけだし、問題はそう複雑ではありません。いやあ、助かりました。ホントに。こうして、最もネットのおかげをこうむるのは、我々田舎人ですな。ありがたや、ありがたや。
 ここに置いてある楽譜たち、古楽系もなかなか渋い品揃えです。アルビノーニ、ブクステフーデ、チーマ、ローゼンミューラー、フレスコバルディー、シュメルツァー、クープラン、マレ、パーセル、バード…。まだまだあります。これはこれから楽しみですぞ。
 世界中にはこんなようなサイトがまだあるようですから、ヒマを見て研究してみます。とりあえず今日は、バッハの無伴奏弾いてみようっと(笑)。

Werner Icking Music Archive

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