地震お見舞い&提案
今日はオウムのことか、いかりや長介さんのことでも書こう思っていたのですが、九州で全く意外な地震がありましたので、そのことに関連して少し私の考えなどを書かせていただきます。
まずは被災された方々にお見舞い申し上げます。特に地震については無防備な地域でしたからね。本当にびっくりしました。地震(予知)マニアの私も、一瞬「えっ?」という感じでした。
実は今日は夜から静岡の実家に来ております。静岡と言えば、もう30年前から「今日起きてもおかしくない」と言われ続けている地域です。もちろん東海地震の話です。
そんな静岡では地震らしい地震はあまり起きず、神戸や北海道や新潟や北九州で大きな地震が起きているわけで、こんな事実からも地震予知の難しさがわかるというものです。
さて、先ほど「地震(予知)マニアの私」と書きましたが、これはちょっと大げさでした。本当のマニア(プロは除く)とは、例えば串田さんとか行徳高校の皆さんとか、そういうレベルの人たちのことを言うのでしょう。私は興味がある程度でした。
ただ一つ、もう小学校当時からなんですが、大きなアイデアというか、構想のようなものを持っておりました。それは、総合的な地震確率の算定及び発表です。
先ほど挙げたマニアの方々だけでなく、プロ、アマ合わせれば、かなりの数の人が独自の地震予知のノウハウを持っています。電波、磁場、イオン濃度、地震雲、動物の行動、井戸水…。ただ、それらが結局のところバラバラに行われていて、今回はこっちが当たったとか、あっちが当たったとか、なにか宝くじ売り場どうしの宣伝合戦みたいになっているのです。
今回の北九州の地震でも、専門家は空白地域だったと言い訳をしていますが、実際、宏観現象を捕らえたアマチュアもいるようですね。とにかく、そういった情報を集めて、地震発生確率を毎日はじき出して、天気予報の降水確率のように、あるいは花粉情報のように発表すべきだと思います。注意しましょう、傘を持って出ましょう、花粉対策は万全に、でいいのです。
「明日の何時ごろ、どこそこでマグニチュードいくつの地震があります」…これは無理です。また、これをやったら、パニックを招くだけです。だから、今日は、これだけの数の人がこういう確率で注意を促しています、でいいと思うのです。
天気予報もしょせん経験による個人的な確率論にすぎません。しかし、それを毎日やることによって、私たちのそれに対するスタンスが安定し、また精度自体も上がってきたのです。
ちなみに、私は月齢(つまり潮汐力)と地震発生の相関関係について調べていました。有史以来の記録に残っている地震は全て調べましたが、非常に明確な相関関係が見られました。今日の地震も、そういう意味では危険日に発生しています。まあ、それによれば、毎月2回ずつ危険度の高まる期間があるわけで、そんなの全然予知じゃないと言われそうですが、だからこそ、総合的に他の情報と組み合わせるべきなのです。
誰か、というか、国がやってくれないかなあ。宝くじ売り場全部集めれば、そこに必ず当たる店があるんだけど…。当たり前だけど真実です。
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