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2005.03.28

赤田の大仏

Y00421   00471
 今日は本荘市の赤田にある長谷寺に行ってきました。曹洞宗のお寺さんです。
 ここには有名な十一面観音像があります。
 いや、正直びっくりしました。こんな東北の片田舎(失礼)にこんな立派な仏像があるなんて。大仏というくらいですから本当にデカイ。もちろん奈良や鎌倉の大仏さんのデカさとは違いますよ。しかし、その迫力と美しさは、メジャーどころに勝るとも劣らぬものがありました。
 木像なんです。それでいて9メートルもあるんです、背丈が。
 私が長谷寺に着いた時は境内には誰もいませんでした。大仏殿となっている本堂には「ご自由にお入り下さい」と書いてあります。重い木の引き戸を開けると、もう目の前に大仏さんが…。思わず手を合わせてしまいました。
 本当に目の前、というか頭の真上にお顔があるのです。そして、こちらをぐっと見下ろしているわけです。不用意に目が合ってしまい、ちょっとたじろいでしまいました。それで思わず、すみません、という感じで合掌してしまったのです。
 今日はものすごい強風が吹き荒れていましたので、先ほど開けた戸を閉めました。堂内に私と観音様だけです。しばらくはセンサーライトが点灯していたのですが、少しすると、それがパタッと消えてしまいました。堂内には明かり取りの窓などがほとんどなく、かすかに差し込む外の光の中に、金色の観音様が幻想的に浮かび上がっています。実に不思議な気持ちになりました。
 外では風が大仏殿を揺らしています。しかし、堂内の空気は静かに固まっている感じです。なぜか現世の外にいるような気がしました。そうしてしばらく観音様と不思議なにらめっこを続けました。
 ふと、我に返ると、私の心の動きをセンサーがとらえたのでしょう、再び電燈がつきました。先ほどは、私と観音様二人だけだと思っていましたが、よく見渡すと、大小様々な仏像や神像が並んでいます。あまりにいろいろあって、一つ一つしっかり見てくるのを忘れてしまいました。写真には撮りましたけれど。
 どのくらいいたでしょうね。30分くらいは堂内を独占させていただいたでしょうか。久々に外側にいるような感覚を味わいましたね。以前坐禅中に似た経験をしたことを思い出します。
 外で人の声がしたので、もう一度ていねいに合掌礼拝して、引き戸を開けました。どーっと風が入ってきます。そして、堂内から出た私は、内側の世界に戻ってきたのです。
 
長谷寺について

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コメント

こんにちは、巨大な十一面観音で思い出しましたが、モンゴル国立の十一面観音も大きいです。
でも、実際に覧たこともないし、どのくらい大きいのかも知りません。
首都ウランバートルのダンガン寺で9年前開眼法要されました。
そのとき、日本の仏教教団が、大柴燈護摩供を修法をしました。
チベット様式の観音様です。

投稿: kobayashi | 2005.04.04 22:21

kobayashiさん、お久しぶりです。
モンゴルの奇蹟の時のあれですね。
世界中、巨大な仏像というのはたくさんありますね。
日本でもバブル期になんでも巨大化させちゃうのがはやりました。
日本中にほとんど放置された巨大観音様なんかがたくさんあります。
なんか、世の無常を体現されてるようですな。
それにしても、秋田に行く時いつも見る、越後の巨大親鸞像には…絶句。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2005.04.05 08:44

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