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2005.02.23

パット・メセニー 『トリオ→ライブ』

Pat Metheny 『Trio→Live』
B000051XUR.01.MZZZZZZZ 非常に乱暴な言い方ですが、私は音楽とは「瞑想」と「興奮」だと思っています。あえて言えば両者は「陶酔」として統一できるかもしれません。あくまでも言葉の上でですが。
 「瞑想」と「興奮」、たしかにこの二つは対照的かもしれません。しかし、この両方を表現できて初めて、ホンモノのミュージシャンだと思います。作曲においても、演奏においても。
 そういったコントラストを強調したのがバロック時代ではないでしょうか。たとえば教会音楽と舞踏音楽。もちろん、両者がくんづほずれつしているのが実際ですけどね。
 おっと、話がそれそうになってしまった。今日はパット・メセニーを聴いたのでした。バロックじゃない。では、パット・メセニーのジャンルは?これは難しいですね。ちょうどバッハがバッハというジャンルであるのと同じように、時代とはかけ離れたところにいるような気がします。つまり挑戦の連続だということです。
 もうすぐ来日とのことですね。一度は生で聴いてみたい音楽家です。もちろんギタリストとして孤高の存在であるわけですが、それとともにコンポーザーとして、インプロヴァイザーとしても非常な高みに達した人です。最近出たアルバムもすごいとのことで、実は今日注文しました。その感想はたぶん数日後に書けるでしょう。
 そのニューアルバムを待つ間に、久しぶりに聴き込んで、気分を盛り上げようと出してきたのが、このライブ盤。珍しくベーシックなジャズトリオの形態ですが、そこで繰り広げられる音楽は、やはりパット・メセニーというジャンルそのものです。
 どこを切り取っても、パットの音。音色もフレーズもアイデアも。ものすごい個性です。そして、最初に書いた「瞑想」と「興奮」とが、見事なバランスで配置され、あるいは不思議なことに同時に表現されてさえいます。いったいどこまでが計算で、どこからが即興なのでしょう。全くわかりません。
 ワタシ的には、1枚目の最後「All The Things You Are」が最も瞑想し興奮しますね。もともと大好きなメロディーなのですが、全く想像の出来ない展開であっという間にどこかに連れてってくれます。キースのそれもすごかったけれども、こちらもまたすごい。語彙が貧弱ですが、やっぱり「すごい」としか言えません。
 やっぱり音楽に言葉がひざまずくのか…。でも、それがなんとも幸せな瞬間ですね。
 「瞑想」と「興奮」…「陶酔」、どこか宗教とも似ています。音楽も宗教も、自分の根源を教えてくれる、そういうものであるべきなのでしょう。そんなことも思いました。
Amazon Trio→Live

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