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2005.02.18

平原綾香 『明日』

050126-03_120 先日買ったチェロが早くも500人の聴衆の前にお目見え。我ながら、なんと大胆なんでしょう。演奏したのは平原綾香の『明日』です。
 というのは、実は今日、ウチの学校で予餞会…つまり3年生を追い出す会があったのです。そこで、まあ出し物として弾いたわけです。例年はくだらないコントなどをやっていましたが、今年はちょっとまじめにいこうかな、ということで、同僚の先生にピアノの伴奏をお願いし、チャレンジ!
 まあ、結果は推して知るべし。始めて三日目の楽器で人を感動させることはもちろん無理です。ははは。
 平原綾香の『明日』は、ちょうど1年前の今日リリースされた彼女のセカンドシングルです。デビューシングルである『Jupiter』がずいぶんと売れてしまった(ホルストは苦笑してるでしょうね)その影で、この2枚目は地味に忘れ去られて行きました。だいたい、デビューシングルがバカ売れすると、その後うまく行かない、つまりはいわゆる一発屋になってしまうことが多いですね。平原さんもそのパターンかと思いましたが、このセカンドシングルは見事復活しちゃいました。
 皆さんも御存知のように、この曲は今、フジテレビの人気ドラマ「優しい時間」の主題歌として使われています。まあ、それがきっかけで奇跡の復活を遂げたわけですね。「優しい時間」の脚本家である倉本聰さんが、この曲を聴いて感動し、ぜひ自分のドラマの中で使いたいと思ったそうです。そして、いわゆるタイアップの力で、先月再発売され、今ごろになってヒットするという不思議なこと…いや、こういうパターンって意外にありますね…が実現しました。いやはや、今や音楽のマルチメディア化、というか、音楽がマルチメディアの部品の一つになってしまうことは避けられませんね。悪いことではないのかもしれませんが…。
 たしかに平原さんはクラシックの勉強をしているだけのことはあり、音程や表現力に安定感があります。ポピュラー音楽の歌い手として、ものすごく上手だと思いませんけれども、ちょっと今までになかったタイプだとは言えるでしょう。しかし、『Jupiter』は正直こっぱずかしくて聴くのが辛かった。ホルストのメロディー創作能力の高さを再確認するいい機会にはなりましたが…。
 こちら『明日』は、なんとあのアンドレ・ギャニオン(カナダを代表する作曲家・ピアニストですね)が日本人の歌手のためにずいぶん以前に書き下ろしたものだそうです。彼自身が平原さんの声を聴いて、結局彼女に歌ってもらうことにしたとか。これはこれでものすごく贅沢な話ですな。
 コテコテのコード進行ですが、たしかにメロディーがいい。職人の仕事です。あと松井五郎の歌詞かな。これも職人芸。というわけで、聴き込むうちに、自分でも弾いてみたいと思うようになりました。そして、あっという間に実現させちゃったわけです。ごめんなさい、みなさん。結局卒業生のためというより、自分のためだったわけ。ははは。すんません。
Amazon 明日

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コメント

はじめまして、関西で岩崎宏美さんを応援しているギムリンと申します。
本当は、レッツゴーヤングの記事の検索で流れてきたのですが、聖子さんの記事とかいろいろ巡っているうちにこんなところに出てきてしまいました(笑)。
平原綾香さんの独特の低音の響きは、ある意味、岩崎宏美さんのストレートな歌い方とは対極的なんですが、宏美さんが昨年出した『Dear Friends IV』の中で、この「明日」をカバーしています。よろしければお試し下さい。
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=TECI-1232

なお、NHKの「タビうた」という番組で、宏美さんと綾香さんの共演があります。10日(土)深夜24:10-24:55です。平原さんのJupiterは、私も少し苦手だったのですが、宏美さんとのデュエットを聞いて、これもアリかなと再評価した次第です。どうもお邪魔しました。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=202&date=2009-01-10&ch=21&eid=503

投稿: ギムリン | 2009.01.10 05:51

ギムリンさん、コメントありがとうございました。
昨夜、「タビうた」見ました!
いやあ、良かったですよ。もちろん宏美さんが。
平原さんと宏美さんはある意味対照的な歌い手さんですね。
ですから、うまくハモるのか心配もしていたんですが、
意外に二人の個性が溶け合って心地よい響きになっていました。
それにしても宏美さんのカバーはどれもクオリティーが高そうですね。
今度ゆっくり聴いてみます。ありがとうございました。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.01.11 09:46

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