スチュアート・ハム,スティーヴ・スミス,フランク・ギャンバレ 『GHS3』
Stuart Hamm,Steve Smith,Frank Gambale 『GHS3』
たまにはこういうアルバムもいいですね。久々にスカッとしました。とにかく超絶技巧で弾きまくる、叩きまくる。神業を持った3人が競い合うように疾走します。
スチュアート・ハムはロック、ジャズ、フュージョン界を股にかけるカリスマベーシスト。まるでピアノを弾くかのようなタッピングはこの人ならでは。
スティーヴ・スミスもなんでもOKのドラマーですね。あのジャーニーで叩いていたんですから。一応ジャズが専門ですかな。私はジャン・リュック・ポンティのアルバムで知りました。
フランク・ギャンバレはチック・コリアのエレクトリック・バンドで有名になりましたが、ポール・ギルバートなどロック畑のギタリストからも尊敬されてますね。
まあ、こんな3人が、3人だけでやりたい放題やってるわけでして、もう早弾きなんてあたりまえ。最初はどうしてもフランク・ギャンバレのギターに耳が行ってしまいます。しかし、何度も聴くうちにハムのベースがやたらと難しいことをさりげなくやっていることに気付きます。どうやって弾いてるのか、ビデオで見てみたいですね。
このアルバム、じゃあ単なるバカテク合戦で終わっているかというと、全然そんなことはありません。3人とも楽曲のセンスに関しては折り紙付きですからね。適度にキャッチーで、適度に難解で、そして何といってもカッコイイ。男!って感じです。汗くさいけどオシャレ。 なんか、久しぶりにコテコテのフュージョンを聴きました。
昨日の本に関連させて言えば、三沢と川田の試合を、和田京平が裁いてるって感じですね。60分8本勝負ってとこですか。スタイルは微妙に違うんですが、全体としてうまくお互いの味が生きている。男としては憧れる世界です。
こういう風に、自分の想像のつかないことをやってくれると、ヘタな批評家根性がどこかに姿をくらまして、純粋なる一凡人になれるんで、実に気持ちいいですね。有無を言わせないプロの迫力です。
先日、昔のSP盤からノイズを除いて復刻したCDのサンプルをもらいました。ヨアヒム、サラサーテ、イザイ、クライスラーらのヴァイオリン演奏を聴くことができます。彼ら、とにかく上手いんですよ。型にハマってないんです。ああ、こんなに自由だったんだ!っていう感じ。ヴィルトゥオーゾとはこういうのを言うんですね。GHSは完全にヴィルトゥオーゾです。クラシック界もなんとかならないでしょうか。特に日本。
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