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2005.02.20

うる星やつら 第66話 『ニャオンの恐怖』

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 昨年11月20日の記事に書いたとおり、私は「うる星やつら」世代でありながら、それをリアルタイムで見ず、今ごろになって初めてハマっているという、超時代遅れ野郎です。今では、なぜか、カミさんや5歳と2歳の娘も大ファンになってしまいました。たしかに歴史に残る作品ですね。多少ラム…ではなくムラはありますけど。まあ、とにかく、毎週土曜日の朝は、家族が最も一丸となっている瞬間であります(大丈夫か?ウチ)。
 さて、その名作群の中でも、ウチの家族がほぼ毎日見ている(マジで大丈夫か?)のが、この第66話です。ウチの家族は自他共に認める「猫キチ」であります。この回には、のべ数千匹(数えたことはありませんが)の猫が登場します。もちろん作画の関係上、どう見ても同じ猫が何十回も行き交いますが、そんなツッコミは無用。とにかく猫が大量に出てくるからうれしい。そして、それを抜きにしても、ストーリー、全体のリズム感、統一感、そしてオチに至るまで、出色の出来映えです。
 この「ニャオンの恐怖」は、チーフディレクターの押井守さん自身が、脚本、演出、絵コンテを手がけています。押井さんがその三つを全部一人でやってしまった回は、どうもこの回だけのようです(シロウトがちょっと調べた程度なので、間違ってたらごめんなさい)。だからでしょうか、作品全体に気合いを感じるのは。
 そして、その気合いを最も感じるのが、野良猫のトラジマさんとあたるの決闘シーンです。これは明らかに「あしたのジョー」のパロディーです。いや、正確に言うと、出崎統さんのパロディーですね。「うる星やつら」に少し先行して放映された「あしたのジョー2」は、いわゆる出崎演出が爆発してわけのわからぬ方向に飛んでいってしまった歴史的トンデモ作品です。それを押井さんがパロっているというのが面白い。私はアニメに疎いので、お二人の関係やら何やらは分かりません。ですから、このパロディーが、敬意を表したものなのか、揶揄したものなのかは判断できません。単なる遊び心かもしれまんせし。
 とにかく、出崎さんお得意の「ハーモニー」やら「3回パン」やらを、かなり誇張してやっていて、もう大笑い。たぶん「7回パン」してます(笑)。しまいには、チェリー(錯乱坊)が丹下段平になったり、クロスカウンターが飛び出したり、みんな真っ白に燃え尽きたりして、その徹底ぶりには何度見ても感動(?)しますね。
 本当に毎日見ても飽きません…って、大丈夫か?ウチ、というかオレ。

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その他のうる星ネタはこちらでお読み下さい。

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