ミャウリンガル(猫語翻訳機) タカラ
また、どうでもいいもの買っちゃいました。前々から気になってはいたものの、9000円近く出すのはなあ、と思っていたところ、あんまり売れてないのか2000円ちょいで投げ売りされてまして、買っちゃいました。
バウリンガル(犬語翻訳機)はイグノーベル賞なんかとったりして、それなりにエポックメイキングな商品でした。2匹目のどじょう、というかペットは当然猫ですよね。
いつかも書きましたが、犬は生活のために生まれ、猫は文学のために生まれた存在ですから、猫語の翻訳はかなり難しい。だいたい犬ほど饒舌でないのが普通ですから、このマシンの活躍の場は限られます。また、猫の飼い主はリアリストではなく、ドリーマーが多いので、すでに自分の頭の中に専用ミャウリンガルを仕組んでいることが多いのです。だから、やっぱりこれは売れませんね。
と言いつつ、安かったので興味本位で買ってしまいました。
早速ウチの猫ちゃん2匹で試してみました。
ウチの黒猫の兄弟は、全く性格が違いまして、兄の弥右衛門はさみしがり屋で、いつも愛に飢えているタイプ。弟の新之介はマイペースで、甘える時は異常なほど甘えますが、ふだんは結構つれないタイプ。そんなわけで、まずターゲットになるのは兄の方です。こっちの思惑通り操れるからです。
で、いつもの通り弥右衛門の腰のあたりをトントンたたいて刺激すると、いつものように鳴き始めました。さあ、ミャウリンガルを近づけてみます。すると…「翻訳中」…「翻訳完了」!
「今夜も絶好調!」「なんか燃えてきたぜ!」「誰かいい猫紹介して」「見つめてキャッツアイ」「ラブラブラブ」…。
おいおい、なんだこいつ!単なるスケベおやじじゃねえかよ〜!まあ、その通りなんですが。ある意味予想通りのことを言ってました。
と言うわけで、なかなか面白いですね。まあお遊びです。自分の脳内ミャウリンガルと微妙に食い違うことも多々ありますが、たまにはこうして他の辞書を開いてみるのもいいことです。そうして客観的に自分の猫を見ることも、猫好きにとっては大切なこと…でもないか。とにかく本当の猫好きには無用の長物ですな、こりゃ。
Amazon ミャウリンガル
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