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2005.01.25

東京事変 『教育』

B0002KP418.09.MZZZZZZZ 椎名林檎姫バンドのデビューアルバム。一度聴いたのですが、なんとなくまた聴きたくなって、生徒に借りました。なんで「教育」なのか、ちょっと気になったのです。
 久々に聴いたら、なるほど「教育」でした。まったく姫は確信犯なんだから。
 姫は所信表明で「東京事変では、何か意図的にこだわる様なことが一切無い作品を作りたいし、自ずとそうなるだろうと思います。日本のポップスとしてなくてはならない、ただ演りっ放しの音楽、平均的な体温でできる音楽をお届けしたいと考えております。何卒DEATH。」などと言っておりました。
 この言葉自体ほとんど犯行声明ですな。
 私が聴いた限り「徹底して意図的で、演りっ放しではなく、かなりの高熱」ですねえ。まあ、あのメンバーが集まってやってるんですから、そりゃ職人仕事ですよ。職人さんが「いえいえ、やりっぱなしですよ。やっつけ仕事です」なんて言えば、確かにかっこいい。
 つまり「ようこそ先輩」状態なんですよ。だから、これは現場の教育を軽く見下ろすホンモノの教育ってわけです。ロックはこうやりなさい。ちょっとやってみせるから…。それで私たち生徒は、おぇ〜すげぇぇぇ〜!!ってなるわけです。プロがやってみせちゃうのは、最もシンプルで効果的な教育ですからね。ずるいです。
 私も充分教育されちゃいました。くやしいけど、いい仕事してます。作詞・作曲から始まって、アレンジ、演奏、レコーディング、プロモートまで、完璧に計算されています。もちろん、彼らのような職人さんたちにとっては、それが意識的な計算でないことが多々あるわけですけど。とにかく生徒から見れば磨き上げられた計算力。
 ふつう、確信犯的な音には嫌悪感を抱くんですが、彼女のそれは不思議と受け入れられるんですよね。なんでしょう。そういうのをカリスマ性っていうんでしょうか。やっぱりずるいですよね。天才は。
 とにかくかっこいい。ロックは死んだ、みたいなことを書いたこともありましたが、なるほど、こうして娯楽として生き残るロックというのもありかな、なんて思いました。
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