ジョージ・ハリソン追悼コンサート
昨日BSフジで放送されていました。
これはDVDを買うしかない。今までなんとなく買おうかどうしようか逡巡していたのですが、決まりです。放送されたのはDVDではdisk2にあたるピックアップバージョンのようです。disk1の完全版を見ないではいられません。
エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、トム・ペティー、ジェフ・リン、ビリー・プレストンらがジョージのもとに集まり共演しているというだけでも、とんでもないお宝コンサートなわけですが、不思議と見ている内にそういった種の興奮はさめ、純粋にジョージの音楽にじんわり浸っている自分の存在に気づきます。そのじんわり感が実にジョージ的なのでした。
こうして演奏された彼の楽曲を聴くと、あらためて彼の音楽家としての質の高さを確認させられますね。その作曲の才能が人並みでないことがよく分かります。しかし、それはビートルズという環境の中で鍛えられたものとも言えます。彼にとって、ビートルズのメンバーだったことは幸運なことだったのでしょうか。
彼の曲を聴くたびに、ああ音楽は人柄を表すな、という当たり前のことを思います。メロディーラインやコード進行がその人を表す。当たり前だけれど不思議な気がします。ジョージのあの優しい、優しすぎる、いや軟弱なまでのボーカルが、そういう印象を与える大きな要因だと思っていましたが、こうして違う人が歌ってもやっぱりジョージはジョージなんですよね。ジョージの人柄なんです。不思議ですね。
だいたい、そういうふうに自分の人柄を音楽で表現できる(本人は意識していないでしょうが)ということ自体、彼が一級の音楽家である証拠です。演奏ならまだしも作曲ですからね。
ジョンのメモリアルコンサートもいろいろな形で行われていますが、ジョージのようなじんわり感は残りません。ジョンのメッセージ性はとても大きく強いものです。ジョージのメッセージは自分自身に向けられていますから、ベクトルの方向が違います。方向だけじゃないな、質が違う。じんわりベクトルなのです。それはある意味とても強い普遍性を持っているのではないでしょうか。
いろいろな意味で、美しい音楽を聴いた気がしました。
自分へのお年玉に買おうと思います。
Amazon Concert for George (2pc) / (Dig)
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