ステファン・グラッペリ 『Live in San Francisco』(DVD)

私が最も憧れるヴァイオリニスト、いや音楽家、いや芸術家、いえいえ、おじいちゃん!ステファン・グラッペリのライヴDVDです。
彼のライヴ映像はいくつか持っていますが、これは特に貴重ですね。1982年、74歳当時のライヴ・パフォーマンスです。ただひたすら驚嘆あるのみ。驚嘆しつつ感動し、心から楽しめる。う〜む、理想の音楽のあり方。真のエンターテインメント。
ある時、共演したメニューイン(クラシック界の大御所ですな)が、あなたはいったいどうやって弾いてるんだ!?と言って目を丸くしたという逸話は、決して作り話ではありません。少しでもヴァイオリンをかじったことのある人なら、彼のヴァイオリンが人間離れした領域のものであることを、すぐに諒解するでしょう。私も何度見てもわかりません。神業です。このフィルム(記録媒体、ビデオじゃないんですよ)に焼き付けられた、一瞬一瞬の彼の姿と音楽が奇跡です。なぜ、楽器でこんなに上手におしゃべりできるのですか?美しくチャーミングに歌えるのですか?
彼のピアノソロも2曲入っています。だいたいそれが憎らしいほど上手いのはなぜ?きっと趣味で弾いてる内にこうなっちゃったんだろうなあ。貴重な映像ですね。
あと、このDVDの見どころは、グラッペリがバーカス・ベリーの青いエレキ・ヴァイオリンを弾いているシーンです!このブルー・ヴァイオリン、私も憧れましたねえ。大好きなミック・カミンスキー(ELO)や、ジャン・リュック・ポンティが弾いてました。そのエレキ・ヴァイオリンをオクターヴダウンさせて弾いている曲が、ビートルズの「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」だというのも泣かせます。あと、スティーヴィー・ワンダーの「サンシャイン」も入っています。見事なフランス料理に調理してくれてますよ。
さらに共演者にも注目です。グラッペリのバンドはもちろんすごいメンバーなんですが、最後に乱入?してくるブルーグラスのデイヴィッド・グリスマン・バンドの面々の個性的な演奏も見逃せませんね。
Amazon Live in San Francisco
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