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2004.12.07

『白昼堂々、4人組が!…忍び寄る警察国家の影』  白川勝彦

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 笑ってはいけないのかもしれませんが、かなり笑ってしまいました。すみません不謹慎で。
 白川勝彦氏と言えば、オウム事件の事後処理に奔走した元自治大臣、元国家公安委員長として有名です。
 その人を「不審者」として4人の警察官が職務質問したというのです。もちろん当の警察官たちは、その不審者が「国民の良識を代表する者が警察を管理することにより、警察行政の民主的管理と政治的中立性の確保を図ろうとする」国家公安委員会の長であった人とはつゆ知らず。
 もう、その設定自体がかなりいけてますよね。マンガでもありえないですよ。コントならありえるかな。
 さらに、その職務質問の内容が良くなかった。元国家公安委員長であり、弁護士であり(東大在学中に司法試験合格)、政治家である(残念ながら議員さんではなくなりましたけど)氏に対して、4人の警察官は、いつものように(?)普通の不審者(?)に対するのと同様の職務を遂行してしまったのです。
 もちろん、氏は普通の不審者とは違う、普通でない不審者(?)としてふるまいます。4人のあまりに横暴な(違法な)仕事ぶりに怒った氏は、渋谷署の署長に抗議を申し入れようとします。署に着いた氏は自らの素性を明かしますが、対応した担当者は氏をニセモノ扱いします。そのあたりの警察のボケっぷりは最高です。
 しばらくして、氏を知る副署長によって、ホンモノであることが証明されます。それ以後の警察の狼狽ぶりも見物。結局署長は出てこないんですよね。まあ、出てこれないか。
 白川氏のホームページに、詳細な報告があります。これは必読です。
 これは困ったことだと、しかめっつらをして読むか、私のように不謹慎にも笑ってしまうかは、皆さんの自由です。
 それにしても、たぶん何万人といた渋谷人の中から、どうして彼が選ばれたのでしょうかねえ。事件当時の服装を再現した写真も載ってましたが、それを見る限り、ハッキリ言って全然不審じゃありません。たぶん再現されていない「何か」があったんでしょうね。
 もしかして、不審者を装ったとか…それじゃあ、水戸黄門ですな。あっ、そうか黄門様の世直し渋谷編だったんだ!なるほど。
白川氏の文章

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