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2004.11.15

『冥途のお客』 佐藤愛子 (光文社)

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 昨日、実家の母から借りてきました。
 私も昔から霊の世界に近い生活をさせていただいています。なんて書くと、大抵バカにされるか、興味本位の質問を受けて閉口するか、どちらかなので、あんまり口外しないことにしています。仕事の上でも、昔若かった頃はよくこの手の話をして、生徒を恐がらせて喜んでいました。しかし、最近はやめました。どちらかというと、自分の頭のどこかがおかしいのだ、それを人に無責任に語るのはよくない、嘘つきになってしまう、と思っています。しかし私にとっての事実は事実で動かしようがない。
 私は、美輪明宏さんの本や佐藤愛子さんの本を読んでも、違和感を全く抱きません。ああ、同じだ。自分と同じような変な人種もいるんだな、いやいや、自分なんてまだまだレペルが低いな、なんて思う程度です。
 で、私も含めてそういう人種の人は、そういう事実に対して、つまりそういう人種であるという事実について、どういうスタンスなのかというと、実は結構楽しんでいることが多いのです。別に不幸でもなんでもありません。どちらかというとラッキー。「モノ」の世界と交信できるということは、自分の世界を無限に拡げる可能性を提供してくれるのですから。
 この佐藤さんのご本も実に楽しげ。そういう人種の人も、そうでない人種の人も、ともに楽しめる内容です。特に、遠藤周作さん、開高健さん、有吉佐和子さん+αが訪ねてくるところ、なんだかうらやましくなりますね。自然と微笑まれます。
 自分の知らない世界、自分の力の及ばない世界、そういうモノがあった方が、絶対楽しいですよ。世の中というか宇宙が、人間の頭の中だけで説明できるのだとしたら、私たちはとうにそんな世界に愛想を尽かしていると思います。
Amazon 冥途のお客 夢か現か、現か夢か

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