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2004.10.27

『さまぁ〜ずの悲しい俳句』  (宝島社)

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 最近いろいろと重いことがありましたので、軽いこんなのを読んでみました。
 右ページに変な俳句、左ページにツッコミという構成で、全200ページにもかかわらず、5分で読みきってしまえます。これで1000円は高いですね。ハッキリ言って。
 しかし、なかなか面白くはありました。たとえばこんな感じです。
「    潮干狩り  一人で行った  二個取れた
 なにか嬉しさのようなものが伝わってくる句ですが、     悲しいよ!」
「    アリの巣を  ふさいだまんま  旅に出る
 暗い!遊びで一時的ならいいけど、旅に出るなら開けてから行けよ!」
 なるほど、悲しいというか、わびしいですね、全体として。俳句というのは侘びの世界ですから、ある意味王道を行っているかもしれません。この2句も、背景事情を自然と思い起こさせるという俳句としての特徴をしっかり備えてますし。
 私は、「俳句+ツッコミ」という、一見新しそうな形式に、ものすごく伝統的なものを感じましたね。つまり句会なわけです。ツッコミは新しい句評なのです。そして、句と句評という組み合わせで、一つの作品となる。それも今まであったジャンルです。面白いですね。
 現代メディアの一つの特徴は、笑い(ギャグ)にあります。しかし、これは大変な才能と技術を要する職人芸であります。江戸の粋や洒落に通ずるところがあるのです。 高度に商業化した世界の中で、ある意味、唯一、論理化、マニュアル化できない商品かもしれません。だからこそ魅力に溢れ、その道のプロが尊敬されるのだと思います。
 お笑いの語学的、文学的分析っていうのをぜひやってみたい。無理だとわかっていてもです。
Amazon さまぁ〜ずの悲しい俳句

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