『ドラムライン』 ニック・キャノン主演

ストーリーよりも本物のすごさで見入ってしまう映画というのが時々あります。「ウォーターボーイズ」なんか、その好例ですね。たあいないストーリーでも、最後のシンクロシーンでついジーンとしてしまった人、結構いるのでは。「スウィングガールズ」もそんな感じなんでしょうか。観てみたいですね。
その道のシロウトさんたちを短期間でそれなりに鍛え上げ、彼ら彼女らの内側からわいてくるリアルな達成感、連帯感を活写するというのは、映画の物語法としてちょっとずるいのかもしれません。しかし、実際惹きつけられちゃうわけですからね。プロジェクトX的感動はいいものです。
さて、このアメリカ映画はどうなんでしょうか。才能溢れ、しかしそのために孤立してしまう主人公の成長の物語…ありがちな展開です。実際、そういったストーリーに感動するためにある映画ではないと思います。やはり、なんといってもマーチングの迫力、本物のエネルギーが売りの映画でした。ダラス・オースティンの実体験に基づいているそうですから、なるほどプロジェクトX的であって当然ですね。
マーチング、私も多少かかわったことのある分野です。しかし、本場がこんなにすごいなんて知りませんでした!完全に格闘技ですねえ。総合エンターテインメントでした。チアリーディングも壮絶な世界ですが、こっちもすごい。まさに闘争心を鼓舞されます。それが音楽の機能、目的の一つであることは確かですね。音楽は陶酔(いろいろなベクトルがありますが)を催すべきものですから。いや〜、まいった。私は根性がないので、こういう音楽は提供できません、ハイ。
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