文藝春秋 特別版 『和の心 日本の美 未来に残したい日本』

読みごたえのあるムックでした。同特別版の「美しい日本語」も面白かったけれど、こちらの方がいささかぶっとび気味で楽しめました。つくづく、日本人は日本が好きで、日本に甘えて生きているんだなあ、と思いました。文藝春秋ですからね、日本大好きで当然ですが。
私もソフトな右派を自認していますが、この日本的なるものに対する愛情というかこだわりというかは、なんかオタクっぽいんですよね。日本オタク。オタクは日本という風土の当然の産物という気もしてきます。100人の文化人(?)によるエッセイはそれぞれ興味深く、しかし言いたいことは皆一緒、一冊読みきる頃には、すっかりどっぷりニッポンオタクなる自分に満たされてしまいました。
中で異彩を放っていたのは、丸谷才一、三浦雅士、鹿島茂、三氏による鼎談ですね。ぶっとびすぎですよ。BS日本美夜話ぢゃないんだから。だいたい日本美ベスト100として挙げてるものたち、いったい何ですか!ぜったい酔っぱらってますよ、この3人。さらにそれらをバロック、古典、ロココに分類しまくる。完全にオタクです。ハッキリ言って読んでもよくわからないものも多い(まだまだ自分はアマい)のですが、彼らの勝手な盛り上がりぶりが実にニッポンしてて楽しすぎます。
やっばり日本は平和ですよ。神の国とかいうと怒られるのかもしれませんが、たしかに神がかった国ですね。
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