アンドルー・マンゼ(vn) リチャード・エガー(cem) コレルリ 作品5(ヴァイオリン・ソナタ集)
久しぶりにバロックのCDを買いました。中古で半額以下だったので。25日にコレルリの作品5からちょこっと弾く予定があるので、まあ参考になるかな、と聴いてみました。
この曲に関しては、シギスヴァルト・クイケンのあまりに素晴らしい録音があるのですが、選集のため、今度弾く第9番が入っていませんでした。このCDは全集です。実はこれが他人の演奏で全部聴く初めての経験なのでした。自分の気持ち悪い全曲演奏は何度も聴いてますが…。さて、バロック・ヴァイオリン第3世代(?)を代表するマンゼさんの演奏はいかに?
結論。面白いのでおススメ!ただし、新品を5000円出して買うのはどうでしょう。いやいや、マンゼさんとエガーさん(特にエガーさんかな)、サービス精神旺盛で、やりたい放題やってます。オマケがたくさん付いてくるっていう感じ。それが現代的ということですね。確かに面白い。今までにない新鮮な印象を与えることには大成功しています。ファンが多いというのもうなずけます。
しかし、どうでしょうねえ。ちょっとやり過ぎじゃないでしょうか。コレルリさん特有の快感のツボが埋もれちゃう。自分にもこういう創造性というかアイデアがあったら、きっと得意満面でこんな演奏すると思いますが、コレルリさんには聴かせられないなあ。マンゼさんのヴァイオリン自体は弱音がとても美しく好感を持てますがね。
Amazon コレッリ:ヴァイオリンソナタ
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