テレビ静岡 制作 『富士山から日本が変わる』
夕方、何気なくテレビをつけたところ、こんな番組が放送されていました。最近富士山に越されてきたアルピニストの野口健さんが、環境後進国日本の現状を憂慮するとともに、アメリカや御蔵島の例を紹介して、今後の環境保護、環境教育のあり方を提案するという内容でした。自分も富士山に住む人間として、本当は常に考え、行動しなければならない立場にあるわけですが、実際そこに生活していると、その「生活」というものが中心になってしまい、環境が環境として見えてこなくなってしまうのです。ある程度健康なうちは、自分の体に無関心になってしまうのと同じでしょうか。
この番組を見た後、私の住む別荘地に定住している人たちによる定例の会議がありました。そこで、話し合われるのは、いつものように、自分たちが「生活」の中で、どれだけ不自由や不便を味わっているか、他人様がどれだけ自分たちの「生活」を侵害しているか、管理会社や行政が自分たちの「生活」のために、いかになんにもしてくれないか…そんなことばかりなのです。誰一人として、富士山のこと、環境のことを話しません。自分たちの「生活」が、どれだけ自然の犠牲の上に成立しているか、省みることがないわけです。自分もその一人ですから、とても恥ずかしいのですが。カミさんには「まずは家の片づけから」と言われるし。う〜ん、悩んじゃいますね。
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