Yo-Yo Ma&Koopman 『Vivaldi's Cello』

早く聴きたかったこの一枚。今日Amazonから届いていました。
ヨーヨー・マの弾くバロックチェロは本物です。彼にとっては音楽のジャンルなんて意味がありません、とよく言われますが、私は逆に大いに意味があるのだと思います。彼はたしかにクラシック、ジャズ、ワールドミュージック、ポピュラーミュージックを股にかけて活動し、その全てで驚くべき成果を上げています。しかし、それを実現しているのは、彼のプレイヤーとしての才能だけではありません。それぞれのジャンルについて学び、そして練習に励むということ、それが実に重要な理由なのです。つまり、彼の優れた才能とは、その謙虚さと勤勉さに見いだすべきだということなのです。数年前から、彼はいわゆる古楽器の世界でも新たな挑戦を始めました。チェリストとしては、同様のアプローチで世界を極めたアンナー・ビルスマという偉大な先輩がいますが、マの奏でる古楽器は、それをある意味簡単に越えてしまったとも言えるほど、画期的で刺激的です。
このアルバムを聴いて、私は、今までの音楽観、楽器観、様式観、人生観…あらゆる〜観というものが、ぶっ飛んでしまいました。時間も空間も越える、いや越えるではなく、それぞれに根ざす…これが、凡人にもできれば、きっと世界は平和になるでしょう。
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