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2004.07.23

『現代メディア社会の諸相』 廣瀬英彦・岡田直之 (学文社)

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 昨日は息抜きの本を紹介しました。今日は対照的な本です。
 この本は、東洋大学の先生方と大学院生の論文集です。秋の研究発表テーマが「現代メディアと国語教育」という挑戦的な(旧来の国語教育に対して)ものでして、まじめに勉強しなければ恥をかくのは必定です。それで、こんな固い本もちゃんと読みました。
 いやはや、現代というのは大変ですね。私自身、メディアは大好きで、それこそ古今東西・硬軟聖俗いろいろと手を出してますが、何なんでしょうねえ、やっぱり人間の本能でしょうか。世間では「知る権利」とか何とか言ってますよね。権利を主張するということは、つまりそういう本能があって、それを常に満たしたがっているということでしょう。
 ただ、一つ疑問に思ったのは、本当に今は昔に比べて情報が増えたのかということです。自動車に乗って短時間にいろいろな所を見て回るのと、ゆっくり歩いてその辺りを散歩して回るのと、どっちが我々が受けとる情報が多いのか…なんとなく答えがわかりませんか?車なら車なりの、自転車なら自転車なりの、歩きなら歩きなりの情報というものがあるのだと思います。だからあんまり気にしなくてもいいんじゃないですか。高度情報化だとか、IT革命だとか騒ぎすぎな気もします。
 人間はそんなにバカじゃないですし、そんなにリコウじゃないので、勝手に取捨選択していくと思いますよ。

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