« ラッシャー木村さん 本当にご苦労様でした | トップページ | 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 アルフォンソ・クアロン監督作品  »

2004.07.11

フェルメール

ve06.jpg ve01.jpg
 朝BSでフェルメールの番組を見ました。フェルメールの不思議は、そのリアルさにあると思います。そのリアルさは、単に人間の見たままのリアルさではありません。世の中にはいろいろな分析があるようですが、私は、フェルメールの画集を初めて見た時、あっ、これはカメラの視線だ、と思いました。
 遠近感から感じられる焦点距離が、人間の目のそれとは違うのです。ある時は望遠、ある時は広角。私たち現代人は写真を知っていますから、こういうふうに説明できるわけです。しかし、フェルメールはバロック期の画家ですから、写真を知る由もありません(初期のカメラのようなものはありましたが)。今日の放送の中で、フェルメールはキャンバスの一点にピンを打ってそこから糸を張り、放射状にいわゆる墨付をした、という解説がありました。なるほど、そこに謎を解く鍵がありそうです。
 そして、もう一つ。明暗です。バロック期の画風の特徴は、もちろん光と影の対比ですが、フェルメールの明暗感は、他の画家たちとは一線を画しています。これが、まさに写真のラチチュードに近い、と私は思うのです。ですから、当時の人々の目には、フェルメールの絵は、ある意味不自然に映ったはずです。現代人にこそリアルでありますが。不思議です。
 そういえば、フェルメールの絵を写真で再現している日本人がいましたね。

不二草紙に戻る

|

« ラッシャー木村さん 本当にご苦労様でした | トップページ | 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 アルフォンソ・クアロン監督作品  »

映画・テレビ」カテゴリの記事

美術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/1615520

この記事へのトラックバック一覧です: フェルメール:

« ラッシャー木村さん 本当にご苦労様でした | トップページ | 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 アルフォンソ・クアロン監督作品  »