『うちの子にかぎって〜第9話』と『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
久しぶりにこの2作を続けて見ました。
前者は、知る人ぞ知る伴一彦脚本の名ドラマ、その中でも必見の「転校少女にナニが起こったか?」です。磯崎亜紀子扮する木下黎がサッカーボールの上に赤い靴を置くシーン、いつ見てもいいですね。イギリス組曲がバックにかかっています。
後者は、岩井俊二監督(前出VALONとも関係が深い)の事実上のデビュー作となったドラマですね。これもとても高い評価を得ました。
どちらも私の大好きな作品ですが、続けて見ると、両作品の共通点が多く感じられます。登場人物たち、前者は5年生、後者は6年生と思われますが、この微妙な年代の微妙な感性を、両者とも見事に描き出していますね。
男子より女子の方が精神的にも肉体的にも大人びている頃。男子はとても不思議な恋愛感情を抱く季節です。両作の男子主人公ともに、想像力の限界が可愛らしいところです。
現実と夢の交錯、日常のもののけ体験。もう久しくありませんね。私も大人になってウン十年ということでしょう。
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