千住博 「聚光院伊東別院襖絵」
つのだ兄弟もすごいが、千住兄弟(含む妹)もすごいですな。
前夜のKISSの興奮さめやらない私の、その興奮を実にうまい具合にクールダウンしてくれました。
なるほど、滝の絵ってのは、描くんじゃなくて、紙面に滝を現出させていたんですね。どうりでエネルギーの方向感がリアルだと思った!まずはそんな手法に驚嘆。
そして、これは当たり前かもしれませんが、作品の向かう千住さんの深いまなざし。とても私はあんな目はできません。狩野永徳の花鳥図を見る目も印象的でしたね。
千住さんが天才かどうかはわかりませんが、相当の才能の持ち主であることは確か。彼は、天才が24歳で描いてしまった花鳥図をどういう気持ちで眺めたのでしょうか。
凡人にはわかりませんね…トホホ。
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