『教えることの復権』 大村はま 他 (ちくま新書)
私にとっての現人神様は、それこそ八百万で何人もいらっしゃいますが、やはり大村先生をその筆頭に挙げねばならないでしょう。
私は幸運なことに、石川台中学校在学中、実際に大村先生の授業を受けさせていただきました。そして、更に幸運なことには、大学在学中に再会の機を得てお言葉までかけていただきました。
「普通のつまらない国語の先生になっちゃダメよ」
大村先生の実践は、私にはまねできません。誰もできないでしょう。実際授業を受け、本当の力(それこそ生きる力)をいただき、恐れ多くも同じ職に就いてしまった私は、そう断言します。まねできないから神様なのです。
この本は全ての教員、親に読んでいただきたい。勘違い教師が跳梁跋扈して久しい教育界。私もこの本を読んで、背筋を伸ばし襟を正した一人ですが、その先どうすればいいか、今日も分からず日常を低徊している…人間は辛いです。本当に。
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